「ICT教育環境整備ハンドブック 2013-2014」のご紹介

日本教育工学振興会(JAPET)では、「先生と教育行政のための ICT教育環境整備ハンドブック」を毎年発行しています。
今年度は、発行時期が遅れたこともあり、2013年〜2014年という形で昨年11月に発行されました。
 このハンドブックは、ICT活用事例の紹介だけではなく、
 地域や学校で、どのようなICT環境を整備すればよいのか
 など、「学校のICT教育環境整備」計画に役立つ情報が
 記載されています。
 今回は、12ページ、13ページに
    『ICTの主役は書画カメラ
       〜誰もが簡単に使えるICTで、
            わかる授業の実現を目指す〜』
 という題名で、東京都葛飾区立上平井小学校の事例が
 載っています。
 葛飾区は、「ICTを活用したわかりやすい授業の実現」を目的として、平成25年4月から、研究モデル校に全教室に書画カメラ (実物投影機)を設置しました。
 上平井小学校は、その研究モデル校の1校になります。
 導入された実物投影機は、教室にある大型テレビに接続して使われています。
 実物投影機「みエルモん」が使いやすいように、全ての教室に手作りの台を作ったことも書かれてあります。
 このように、機器を設置するだけではなく、使いやすくするための
 工夫も、実はICT活用がうまくいくちょっとしたコツの一つでもあります。
この記事の中で、船橋先生が言われていることが印象に残りました。
  
  「これまでは、“特別な人が、特別な時間に、特別な場所で”使う、
   コンピューター室でのICT活用でしたが、書画カメラが入ってきて、
   “誰もが当たり前のように毎日”教室で使うICT活用に変わってきました。」
  「コンピュータが得意でない先生でも、思いついたときすぐ、
   簡単に使えるICTでないと定着しません。」
上平井小学校では、実物投影機「みエルモん」L-12とセットにすると、パソコンなしでも書き込みができる「かけるもん」CRA-1も導入されていて、連携しながら使われているそうです。
「ICT教育環境整備ハンドブック 2012」でも、書画カメラについて詳しく取り上げられていました。
特に、フューチャースクール推進事業実証校である広島市立藤の木小学校の事例で、
  「先進のICT環境下での実践の8割は、
      大画面テレビと書画カメラがあればできる!」
というタイトルで、実物投影機(書画カメラ)について興味深い話が記載されていました。
「ICT教育環境整備ハンドブック 2012」についての詳細は、こちらからご覧ください。
  ☆ニコニコ45分: 「ICT教育環境整備ハンドブック」が発行されています。
このほかにも、第3章の「ICT環境整備の目標と現状」では、書画カメラ(実物投影機)への調査の結果が詳しく記載されています。
教育委員会へ「普通教室への書画カメラの整備率は?」と質問した結果として、
100%の整備率と答えたのは3.8%でした。
逆に0%の整備率と答えたのは43.2%という結果で、まだまだ普通教室への整備率は低いことがわかります。
また、書画カメラ(実物投影機)の整備率別に学校へ、
「ICT機器を活用した授業をしている先生の割合は?」と質問した結果については、
90〜100%の先生が授業で活用していると答えた割合が、全教室に書画カメラ(実物投影機)を整備している学校では37.6%の先生がいるのに対して、全教室に整備していない学校では11.1%だという衝撃的な結果も書かれています。
(JAPET第8回教育用コンピュータ等に関するアンケート調査より)
これらのデータは、各自治体での予算要求の資料としても使えるのではないかと思います。
この機会に「先生と教育行政のための ICT教育環境整備ハンドブック 2013-2014」をぜひご覧ください。このハンドブックは、以下のリンク先から閲覧、印刷ができるようになっています。
 ☆日本教育工学振興会(JAPET)のHPへリンク
  2013/11/20 「ICT教育環境整備ハンドブック」 2013-2014年版 を発行しました

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