※本事例の写真内の電子黒板とMOMOBoに表示されている教材は実際の授業ではデジタル教科書を利用しておりますが、著作権の関係上、本事例では類似した文字や画像を表記しております事をご留意の上、ご一読ください。


特別支援学級の「学び」を深める、MOMOBoのちょうどよいサイズ感
教頭 石川 明先生
複式学級で学年ごとの学びの環境

特別支援学級は複数の学年がひとつの教室で学ぶ「複式学級」の形態です。
学習指導要領でもそれぞれの学年に合った指導を行うことが示されていますが、教室に電子黒板1台の学習環境では同時に複数の学年の教材を映す事は難しい状況でした。現在、MOMOBoが教室で2台利用できることで、それぞれの学年に合わせた資料を、学年ごとに子どもの目の前で提示することができるようになりました。
目の前で大きく映すからこそ生まれる、圧倒的な集中力

教材を小さなタブレット端末の画面で表示する学習形態は、どうしても子どもの視線が外に逃げやすいことを感じています。
ところが、MOMOBoの大きな画面が子どもの目の前で表示されることで、MOMOBoの画面に集中し、子どもの視点が散らばらなくなりました。
「今、何を学習すべきか」に焦点を絞って提示する視覚的なアプローチは、教員が想像していた以上に、子どもたちの学習効果を高めてくれています。
自分の手元に「あこがれの電子黒板」がやってくる喜び

初めて子どもたちがMOMOBoに出会った時は、もう「喜び」しかありませんでした。子どもたちにとって、教室にある大きな電子黒板は「自分も触ってみたい、書いてみたい」という、ある種の憧れの対象です。
それが32型モニターとして自分の手元にやってきて、しかも電子黒板と同じように直接触って書き込める。「みんなの前に行かなくても、自分の席でできるんだ!」という喜びは、タブレット端末を渡した時よりもずっと大きかったように思います。
失敗やトラブルこそが、最高の「教材」になる
MOMOBo1台を⼦ども2⼈で使ってもらう場⾯もありますが、あえて画⾯を取り合ったり、せっかく書いたものを相⼿に消されてしまったり、という「トラブル」が起こることを⼤切にしています。
そこから「じゃあ次からどうすればいい︖」という、譲り合いや我慢のステップに進むことができます。⼤⼈が⾒守っている今の段階でたくさん失敗して、トラブルを解消する⼒を⾝に付ける。こうした「デジタル・シティズンシップ」を学ぶ場としても、⼦どもたちが対⾯で⼀台の画⾯を囲めるMOMOBoのサイズ感(32インチ)は、⼦どもたちにとってちょうど良い距離感を⽣んでくれています。
教師の準備の負担はゼロ
でも、子どもたちの『やる気』は確実に変わりました
沢村祐輝先⽣、杉⼭翔⼄先⽣
「特別な準備」はいりません、
いつものデジタル教科書をMOMOBoで映すだけ

MOMOBoが新たに教室に入る際に、改めて教材準備を行うことは一切ありませんでした。普段使っているデジタル教科書やデータをMOMOBoに映して、そこに直接書き込んでいるだけです。
これまでの電子黒板と同じ感覚で使えるので、教師の負担はまったくなく、使い始められました。MOMOBoの活用で工夫していることは、事前に複数の学年のデータをタブで開いておくことです。そうすれば、どの学年の子が質問に来ても「はい、次はあなたの学年の内容ね」と即座にデータを切り替えて見せて説明を始められます。
学年が違っても大丈夫、同時に「音読」を任せられる強み

複式学級で困るのは、教師が一学年の子どもたちに音読指導をしている間、別の学年の子どもに対して説明が止まりがちなことでした。七郷小学校では今、MOMOBo2台で学年ごとの教科書を表示して活用しています。
例えば、1台目のMOMOBoで2年生の教科書を自動音読させ、2台目のMOMOBoで1年生の音読を流す。このように活用することで、子どもたちは自分の目の前のMOMOBoの画面に集中して耳を傾けてくれます。不思議と隣の音もそれほど気にならないようで、教師がすぐに対応できない時間も子どもたちの学びを止めずに進められるようになりました。
紙のノートは苦手な子も、MOMOBoで大きく映すことで自分からペンを持つ
特別支援学級では鉛筆を持ってノートに書くこと自体に抵抗を感じてしまう子も少なくありません。しかし、MOMOBoの大きな端末に書き込むことには抵抗感がないようです。
特に、MOMOBoの縦画面にして教科書を大きく映すとふりがなもハッキリ見えます。それを見ながら、自分から進んで教科書に書き込みを始める子も出てきました。「理解度」というより、まずは「やってみよう」と気持ちが上がる。目の前に自分だけの大きな画面があることが、子どもたちのやる気スイッチになっていることを感じます。
トラブルも想定内、ちょうどいい距離感で育つ社会性
MOMOBo1台を2〜3人のペアで使うこともありますが、当然「私が触りたい!」といったちょっとしたトラブルも起きます。でも、それでいいと思っているんです。
今は、学習のまとめなど「どの子も内容がわかっている状態」の時にあえて一緒に使わせて、譲り合う練習をさせています。低学年の子たちでも、肩を並べて「ちょっと待ってよ」などと言いながら互いの作業を見守る姿には、このサイズ(32インチ)ならではの良さを感じています。
これからの活用の可能性

「アウトプット」の道具として
教頭 石川 明先生
ICT機器はインプットのためだけでなく、自分の考えを表現する「アウトプット」の道具として活用してこそ意味があると思っています。
今後は、班の中で自分の考えをプレゼンし合ったり、交流スペースにMOMOBoをゴロゴロ運んでいって自由に意見を出し合ったりと、現在の特別支援学級だけにとどまらず、学校中のいろいろな場所で、子どもたちの学びを深めるツールとしてじわじわ広がっていくことを期待しています。

子どもたちが自分で運んで使いこなす
沢村 祐輝 先生 / 杉山 翔乙 先生
最近では子どもたちが自分でMOMOBoを持っていくシーンも増えました。
例えば図工の時間に机で作業をしたい時、自分でお気に入りの場所までMOMOBoをゴロゴロと運んでいって、Webで検索した作品の見本を映し、それを見ながら物を作っています。
教師に言われて使うのではなく、子どもたちが「サブディスプレイ」として、自分たちの学びを助ける道具だと理解して使い始めている。これは大きな変化だと思います。

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