消防団の業務効率化のため〈消防団アプリ〉を導入
「ELMO DXウォール」と併用し情報共有をさらに強化

鳥取県三朝町役場 様

  • 緊急対策
  • ELMO DXウォール
  • Facebook
  • twitter
  • Line

消防団活動のDX化を促進
「ELMO DXウォール」で〈消防団アプリ〉の効果を高める

鳥取県中央部に位置し、一級河川である天神川と、その支流や谷筋に沿って集落が点在している三朝町。町の安全・安心の要である「三朝町消防団」は、約280名の団員が所属しており、災害出動時の情報共有や勤怠管理等の事務処理に課題を抱えていた。そこで、令和6年度(2024年度)に、総務省消防庁「消防団の力向上モデル事業」の採択を受け、消防団の活動支援システムとして〈消防団アプリ〉と「ELMO DXウォール」を整備。災害対応の迅速化、業務の効率化を目指した。

従来の消防団活動における課題

消防団活動の事務処理に時間がかかっていた

約280名の団員の勤怠管理や報酬支払の事務作業をすべて手作業で行っており、膨大な手間と時間がかかっていた。

現場の状況の把握ができていなかった

対策本部となる三朝町役場では、現地の対応状況の詳細や進捗が把握できない状況であった。

〈消防団アプリ〉+「ELMO DXウォール」でこう解決!

手作業→アプリ活用で事務作業の所要時間を短縮

勤怠管理や報酬支払いに関する処理など数日掛かっていた作業が大幅に短縮できた。

現場の情報を大画面に集約・共有

情報伝達の効率化、団員の出動状況の把握、発災現場付近の水利の把握がツール上でできる〈消防団アプリ〉を介して、団員から共有される現場の写真や動画などを本部に設置した「ELMO DXウォール」の大画面に表示することで、対策本部において現場の対応状況がリアルタイムに把握できるようになった。

「ELMO DXウォール」選定のポイントは?

複数のコンテンツを同時に表示・操作できる

災害時に寄せられる様々な情報を同時に表示・操作ができること。

  • ブラウザや各種データなど複数の情報をカード形式で表示できる
  • 画面はマルチタッチを採用。複数人で同時に操作・書き込みも可能
消防団アプリ、地図・天気図等のインターネット情報、河川カメラ等の現場Live状況、クロノロ・電子黒板のなど複数の情報を「ELMO DXウォール」にカード形式で表示。

お客様の声

現場の状況を本部へ 情報共有を強化

今回の消防団活動をDX化するためシステム導入にあたっては、まず「消防団活動支援アプリ」の検討から入りました。
三朝町消防団は現在、5地区団8分団34班で構成されており約280名の団員が所属しています。近年、消防団員の確保に係る取り組みとして、消防団員の処遇改善を推進する中で、団員の勤怠管理等に係る事務の増加が課題となっていました。
そこで、消防団員の勤怠管理のほか報酬や課税等に係る事務作業の負担軽減ができるシステムの検討を進めていき、〈消防団アプリ〉の導入に至りました。
導入後は、従来数日かけて行っていた事務作業が大幅に短縮され、とても効果を感じています。

また、検討を進めていくなかで、消防団活動におけるもう1つの課題として、「現場と災害対策本部(役場庁舎)との情報共有ができていない」という点が挙がりました。現場では実際に発災地点が見え、声も届くので団員同士の連携はとれているものの、災害対策本部は、距離が離れている役場にあり、状況が正確に把握できない。そこで、〈消防団アプリ〉では、団員の出動状況や対応手段など、現場情報をWEBマップ上に表示できることを応用し、大画面モニターに表示することで、本部内での情報共有に活用することにしました。

「ELMO DXウォール」の選定ポイントは、災害対策本部での運用に特化したモニターだったことです。様々な情報の収集が必要となる災害時において、1台のモニターに複数の情報をカードという形で同時に表示、操作できることはとても有効で効率的です。また、今回導入した〈消防団アプリ〉は、ブラウザで閲覧するサービスであり、「ELMO DXウォール」に表示させたまま、編集などを行える点も、ニーズとマッチしました。

なお、「ELMO DXウォール」は平時はデジタルサイネージとして活用しています。消防・防災に関する広告を大画面モニターに表示することで、来庁者の興味を引くための電子広告として活躍しています。

今後は町職員に操作方法の研修を行うなど、有事の際に効果的に活用することができる体制構築を図るとともに、工夫次第で様々なことに応用できる製品ですので、さらなる活用の幅を広げていければと考えています。

三朝町役場 総務課 危機管理局
主任 岩山 寛 氏

鳥取県三朝町役場様における「ELMO DXウォール」の活用法

消防団事務を担当する三朝町総務課危機管理局では、「ELMO DXウォール」を導入。役場内に常設し、〈消防団アプリ〉を介して現場から送られてくる情報や町内のカメラ映像などを表示している。各種システムとの連携によりリアルタイムな情報収集・整理・検討が可能になり、発災時の対応の強化が期待される。

Web・写真・動画・表計算ソフト等、
様々なファイル形式の情報をカード形式で画面に集約。
スマホ感覚の簡単操作で、対策・検討状況に合わせ
カードの拡大縮小・コピー・移動ができる。

動的WEBサイトもリアルタイム情報を表示可能

付属のタッチペンや指で書き込みが可能

平時はデジタルサイネージとして活用

役場のエントランス付近に設置しているため、平時は消防防災事業の広告や、三朝町のプロモーション動画を流すなど、サイネージとして有効活用されている。

関連リンク

鳥取県三朝町役場

三朝町は、面積233.52km2、人口は約5,800人。豊かな山林や歴史ある三朝温泉、国宝を有する三徳山をはじめとする文化遺産など多くの地域資源を有する。「三朝町消防団」は町の安心・安全を守るため、火災や自然災害出動の他、各種予防活動や訓練等を行っている。

組織名
鳥取県三朝町役場 様
URL
https://www.town.misasa.tottori.jp/
住所
鳥取県東伯郡三朝町大瀬999-2

弊社製品・サービスについて、お気軽にお問い合わせください。