白地図に手書きをしていた業務を
「ELMO コミュニケーションマップ」でDX化

埼玉県上尾市役所 様

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電子地図上にあらゆる情報を集約
運用効率を大幅に改善

埼玉県上尾市では、“市民が夢を持てる政策”を市の各部(室・局)が提案し、認定された政策について当初予算を計上する「政策企画提案制度」が設けられている。令和5年(2023年)度には危機管理防災課の案が採択され、令和6年(2024年)9月、「ELMO DXテーブル」1台および「ELMO Board」2台、そして「ELMO コラボレーション」で繋がるタブレット端末20台を導入した。これにより、これまで白地図に手書きで行なっていた災害状況の記録を「ELMO コミュニケーションマップ」に置き換えることでDX化し、防災体制の強化を図っている。

従来の災害対策における課題

紙の地図では現場の正確な状況把握が困難だった

災害時には白地図を広げて現場の情報を書き込むアナログ手法が取られており、災害発生場所はわかるものの、最新の情報が把握しづらかった。

情報の集約・共有に時間がかかっていた

危機管理防災課で関係機関等から個別に情報を収集していたため時間がかかり、現場の状況とのタイムラグが生じていた。また、会議の資料をメール等で送付したりと、情報共有の手段が煩雑で即時的ではなかった。

情報共有の範囲が庁内LANのみだった

セキュリティ上、情報共有の範囲が庁内LANに限られていた。

「緊急対策ソリューション」でこう解決!

電子地図上に情報を集約し、複数の事案を視覚的にオペレーションすることが可能に

事案管理地図システム「ELMO コミュニケーションマップ」は、電子地図上に本部と現場の双方から情報の入力ができる。これにより電子データによる情報の一元管理が実現、より正確な判断・より迅速な対応が可能になった。

現場からのリアルタイムで正確な情報共有を実現

「ELMO コラボレーション」によって、現場のタブレット端末と映像・音声を介したリアルタイムな情報共有が可能に。また、画像共有や双方向の書き込みにより、遠隔地とも認識にズレのない正確な伝達ができる。

「ELMO コラボレーション」で安全に通信

指定避難所・指定緊急避難場所等での利用を想定したタブレット端末とは「ELMO コラボレーション」で安全に通信できるため、情報共有の範囲が広がった。

「緊急対策ソリューション」選定のポイントは?

白地図からの脱却

白地図にマーカーで書き込むアナログ手法から脱却し、電子データによる情報の一元管理ができること。

  • 「ELMO コミュニケーションマップ」は電子地図にあらゆる情報を集約し、俯瞰・管理ができる。
  • 人員や車両などのリソースを、電子地図上の事案に紐づけて管理が可能。出動要請などの指示も画面内で行える。
  • 「ELMO DXテーブル」「ELMO Board」はスマホ感覚でタッチ操作ができ、簡単に手書きによる書き込みも可能。

複数の遠隔地とリアルタイムに情報共有ができるか

地区本部や主要指定避難所、発災現場など、遠隔地との迅速な情報共有ができること。

  • 「ELMO コラボレーション」で複数拠点をつなぎ、同時に情報共有・書き込みによる指示が可能。
  • 「ELMO コミュニケーションマップ」は、現場のモバイル端末から、写真や動画、テキストメモなどを電子地図上に反映可能。現場の状況や進捗をいち早く本部に共有できる。

お客様の声

アナログ地図からDX化を達成

上尾市では平成31年(2019年)より、それまでの総合防災訓練から訓練形態を変更し、毎年、実災害を想定した防災訓練を行なっています。当初は机に白地図を広げ、被害状況を手書きしたり付箋を貼ったりするアナログ手法が取られていましたが、訓練に参加した市長からDX化検討の指示を受け、また、近年の防災意識の高まりに鑑み、電子システム化を検討しました。その後、当市の「政策企画提案制度」での採択を経て、令和6年(2024年)9月に「ELMO DXテーブル」「ELMO Board」「ELMO コラボレーション」「ELMO コミュニケーションマップ」の導入に至りました。

これまで白地図に手書きしていたものが「ELMO コミュニケーションマップ」によって電子地図化されたため、運用効率は大きく改善しました。市内6ヶ所の地区本部や災害現場とリアルタイムで地図情報を共有できるのも有益だと感じています。その一方、マップを複数枚同時に編集できたり、主要な施設の事前登録やスタンプ化する機能があれば、より使い勝手が良くなるのではないかと感じています。今後のバージョンアップでの機能向上を期待しています。

「ELMO DXテーブル」は複数の情報をカード表示でき、必要な情報を事前にプロジェクト保存しておけばすぐにすべての情報を立ち上げることができます。この機能は災害時の迅速な対応に役立ちます。

「ELMO コラボレーション」は事前に設定をする必要がなく、即座に会議を開けるのが利点です。これまで画像や映像をリアルタイムに共有することが課題でしたが、その点も改善されました。ホワイトボード機能も災害現場とのやり取りにおいて有効だと感じます。

埼玉県上尾市 総務部 危機管理防災課
主任
鈴木康仁 氏

埼玉県上尾市役所様における「緊急対策ソリューション」の活用法

災害対策本部には「ELMO DXテーブル」1台および電子黒板「ELMO Board」2台を設置。また、地区本部や主要指定避難所に「ELMO コラボレーション」で繋がるタブレット端末計20台を配布することで、本部からのリアルタイムな情報共有を行なっている。「ELMO コミュニケーションマップ」の導入によって、これまで白地図に手書きをしていた被災状況や対策指示をデジタル化することができ、災害現場とのやりとりもスムーズに行えるようになっている。

電子地図へ情報集約 遠隔地ともリアルタイムで地図情報の共有が可能に

事案管理地図システム「ELMO コミュニケーションマップ」では、電子地図上に、写真や動画、テキストメモなどあらゆる情報を集約し表示することができ、情報の一元管理が可能。
遠隔地である防災拠点、発災現場ともリアルタイムに共有ができるのはデジタルならではの利点だ。

定期的な訓練と平時活用で災害時に備える

災害時にシステムを円滑に使用できるよう、年に1度の災害対策本部訓練に加え、2か月に1度の約20部門におよぶ関係機関の接続訓練を実施している。

また、通常の業務でも、「ELMO コラボレーション」と各拠点に配備したタブレット端末を用いて地区本部間を繋いだ支所長会議や担当者会議を行うなど有効に活用されている。

関連リンク

埼玉県上尾市役所

「埼玉県上尾市 総務部 危機管理防災課」は、上尾市における危機管理と防災対策を担当する。地震・風水害・大雪等の災害対策のほか、指定避難所・指定緊急避難場所の整備、被災地支援、市民への防災活動の啓蒙などを行っている。

組織名
埼玉県上尾市役所 様
URL
https://www.city.ageo.lg.jp/
住所
埼玉県上尾市本町3-1-1

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