

より良い学習環境と「当たり前」の授業を実現
未来を⾒据えた教育環境の整備
【探究的・協働的な授業を実現させるには、電⼦⿊板なしでは難しい】
予算のある中で何を優先するかとなった時、⼦どもの普段の授業に直結する物の優先順位が⾼かった。
副校⻑ ⽊村 紘⼀朗先⽣
学校紹介と電⼦⿊板導⼊のきっかけ背景
愛知県⽴刈⾕⾼等学校附属中学校は、県の「中⾼⼀貫教育導⼊⽅針」に基づき、“社会を変⾰する⼒をもつ『チェンジ・メーカー』の育成” を教育の柱としています。中⾼6年間を通して掲げる理念は、「私たちの実現したい未来」に向け、⾼い志と責任感をもち、世界を視野に⼊れて活躍し、時代を創ることのできる⼈材の育成。そのため、同校では「探究学習を基盤とした創造的な学び」を重視し、⾃ら課題を発⾒し、論理的に考え、他者と協働しながら解決へ導く学習を展開しています。
こうした“創造的な学び”をさらに⽀えるツールとして、同校では電⼦⿊板を導⼊を決めました。「⽣徒が⾃分の考えをタブレットで共有する中で、教員も柔軟に授業を展開できる環境を作りたい」という想いから、電⼦⿊板は、授業の“中⼼”ではなく、“⽣徒と教師、個々の考えをつなぐための場”として位置づけられています。開校当初からICT活⽤を重視していたことに加え、近隣市町でもICT整備が進み、転任してきた教員が電⼦⿊板に慣れていたことも導⼊の追い⾵となりました。
活⽤の様⼦+数学で広がる探究的な学び

授業では、電⼦⿊板が「対話と発⾒のきっかけ」として活躍しています。数学では、グラフや図形を描いて即座に保存・再利⽤できる点が評価されており、「授業の記録を残して次の時間に⽴ち戻る」「思考の過程を⾊分けして⽐較する」など、“考え⽅の⾒える化”に役⽴っています。その他の教科では、⽣徒が⾃らスライドを作成し、仲間と発表・議論を⾏う授業が増加。「⾃分たちで学びをつくる⾯⽩さを感じる⽣徒が増えた」と先⽣達で話しています。
「⿊板に書くだけでは、思考のプロセスが消えてしまう。電⼦⿊板ではその過程を残せることで、“振り返りの質”が⼤きく変わりました。」プロジェクターとは異なり、資料・映像・⼿書きメモをワンタッチで共有できる操作性も⾼く評価されています。「タイマー機能で発表時間を管理したり、書いた内容をそのまま掲⽰物に転⽤したりと、授業のテンポが格段に上がりました。」
特に数学の授業では、⽐例や反⽐例のグラフを扱う際に効果を実感しています。例えば、先⽣が描くy=axのグラフ。パソコンやタブレットから投影したデジタル資料と直接書き込みをして表⽰できます。さらに、それらをまとめてスクリーンショットとして保存できるため、⼦どもたちの思考が⽌まった時に「ここではこう考えたよね」と、簡単に振り返ることが可能です。また、数学の授業では考え⽅が複数存在する場⾯が多くあります。その際、電⼦⿊板では⾊分けが⾃由にできるのが⼤きな利点です。電⼦⿊板ではタッチ操作ひとつで⾚・⻘・オレンジなどを使い分けられます。⼦どもたちの名前や考え⽅を⾊で区別しながら整理できるため、授業の⾒通しも良くなり、理解が深まります。数学こそ、この⾊分けやデジタル資料の統合表⽰がありがたい分野です。
今後の展望

今後も「ICTは⽬的ではなく、学びを深めるための⼿段」として位置づけ⼦どもたちの資質・能⼒を最優先にした授業づくりを進めていく考えです。「電⼦⿊板は、新しい授業づくりを⽀える⼤切なツールの⼀つです。
⼦どもたちが“探究し、創造し、社会を動かす”学びをこれからも後押ししていきたいと思います。」刈⾕⾼等学校附属中学校では、電⼦⿊板が“創造的な探究学習”を⽀える存在として、未来の「チェンジ・メーカー」を育む舞台の⼀翼を担っています。

2025年10月現在
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