


「ももちゃん」は今では教室に欠かせない“仲間”のような存在です。 子供たちに寄り添い、興味を持ちながら分かりやすく学べる環境づくりを支えています。
岐阜市立岐阜特別支援学校 森 順也 先生
MOMOBo(ももちゃん)初めまして
MOMOBoの活用始めは、まず子供たちがMOMOBoの存在に自然に慣れていけるよう、教室に常に置いておくことからスタートしました。
親しみを持ってもらえるように、愛称を「ももちゃん」と名付けたところ、子供たちはすぐに「ももちゃん、こんにちは。」とあいさつの言葉をかけるようになり、今ではまるでクラスの一員のような存在になっています。
MOMOBoはモニター部分の角度を自由に動かすことができるため、子供たちは「ももちゃんがあいさつをしてくれた」と感じたり、移動時のキャスターの音に反応して楽しそうに目を向けたりします。ネットワーク環境を活用して、教師用タブレット端末の画像をMOMOBoへミラーリングし、ロイロノートを用いて教師が作成した教材や子供たちの作品が即座に共有したことで、授業のテンポが向上しました。また、MOMOBoはキャスター付きで、簡単に移動ができるので、教室での活用はもちろん、特別教室など、子供たちの状態や活動内容に応じて柔軟に学習環境を変えることができます。
日常の学習場面でMOMOBoを活用
算数の「いろいろなかたち」の学習では、大きい電子黒板を使用し、全体(一斉)でそれぞれの形の特徴について、これまでの学習の振り返りをしました。その後、習熟度別に2グループに分かれてMOMOBoを使い学習を進めました。教室や身の回りにある「まる、さんかく、しかく」を探してタブレットで写真を撮り、ロイロノートを用いてMOMOBoに映しながら仲間分けをしました。最後に、MOMOBoを教室の前に移動させて、2台並べてお互いに撮った写真を見せ合い、交流しました。

国語の「げきあそび」の学習では、「三匹の子豚」で役割演技をしました。話のストーリーを大きい電子黒板に表示しながら、登場人物の“ぶたさん”と“おおかみさん”の絵を2台のMOMOBoにそれぞれ表示しました。子供たちは、自分の役柄に合わせて、MOMOBoに表示した絵の横に立って演じました。自分の演じている役がMOMOBoに表示されていることで、役のイメージがしやすかったようです。視覚的に分かりやすいことで、体験的な学習活動に子供たちの意識がとても繋がりました。

生活単元学習の「ミニ合宿をしよう」では、入浴の仕方を練習しました。MOMOBoに浴室全体の写真とシャワーの写真を映すことで、子供たちが実際のイメージをもちながら体験活動ができるようにしました。以前は、ペットボトルをシャワーノズルに見立てたり、ダンボールで鏡を作ったりして実際の環境に近いよう工夫をしていましたが、MOMOBoの映像提示を加えたことにより、子供たちにとってよりリアルな環境をイメージしやすく、興味をもちながら分かりやすい体験学習が可能となりました。
これからの活用

MOMOBoの移動性を利用して、体育の授業では体育館へ持ち運んで、身体の動かし方の動画を映したり、個に応じた1日のスケジュールの提示に使用したりして、子供たちの理解や興味に合わせた学びの道具として活用していきたいと思います。

2025年10月現在
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