月別アーカイブ: 2010年12月

2010年もありがとうございました♪

エルモ社では、この「ニコニコ45分」「授業をもっと楽しくするためのお役立ちマガジンHOT Education」を通してわかりやすい授業づくりのためのご提案を続けてきました。
昨年発刊した書籍「すべての子どもがわかる授業づくり」もたくさんの方々からご支持をいただき、今年は増刷することもできました。
   ★「すべての子どもがわかる授業づくり」については、こちらの記事をご覧ください。
      本が出版されました☆
HOT Educationや「すべての子どもがわかる授業づくり」を校内研修のテキストにしていますという声も、たくさんの先生方からいただきました。本当にありがとうございます。
2010年は、これらの活動をまとめたプロジェクト「CrSP:クラスルーム・ソリューション・プロジェクト」とそのHPを立ち上げました。
   ★CrSPについては、こちらの記事をご覧ください。
      CrSPのサイトのご紹介☆
また、このプロジェクトで研究され作成された『実物投影機活用授業研修パッケージ「ニコニコICT」』を4月に発表しました。
この研修パッケージ「ニコニコICT」は、これからのICT活用をどのように広めていったらよいか、どんな研修をしていったらよいかと悩まれていた先生方からたくさんのお申込みをいただきました。
実際に、この研修パッケージを使った研修を全国各地で行いました。また、「研修パッケージを使って校内研修をしました!」といううれしいご連絡も、たくさんいただきました。本当にありがとうございます。
   ★研修の様子はこちらの記事をご覧ください。
      ニコニコ45分の「教員研修」カテゴリから…
      CrSPの「研修のヒント」コーナーから…
エルモ社では、このような活動を通して、研修のノウハウと実績を少しでも先生方の授業づくりに役立てていただきたいと考えています。研修についてのお問い合わせはいつでも受け付けています。
お問い合わせは、CrSPのお問い合わせページからお気軽にお問い合わせください。
全国を回りながら、今年は特に、各地で実物投影機「みエルモん」を使った授業がたくさん増えてきたことを感じた一年でもありました。
参観させていただいた授業のレポートも、ご紹介させていただいています。
   ★授業レポートの様子はこちらの記事をご覧ください。
      ニコニコ45分の「授業レポート」カテゴリから…
この他、CrSPのサイトでは、「地域」「教科」「学年」別に事例をご紹介しています。
ニコニコ45分では、画面の右下に用意されているカテゴリから検索してください。
そして11月には、「みエルモん」の新しい仲間「かけるもん」を発売しました。
   ★「かけるもん」についてはこちらの記事をご覧ください。
      「かけるもん」が発売されました!
エルモ社では、先生方にわかりやすい授業づくりをしていただけるようなご支援を、これからもずっと続けていきたいと考えています。
今年一年、エルモ社の製品を通して出会えたすべての先生方に感謝しています。ありがとうございました。そして、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
   (エルモ社は12月30日(木)〜1月5日(水)まで冬期休業となっております)

札幌市の実践研究会での講演会

12月16日(木)に開催された札幌市教育委員会主催の平成22年度札幌市研究推進事業「情報教育に関する実践研究会」では、堀田龍也先生(玉川大学教職大学院 教授)による講演会も行われました。
最初に札幌市教育委員会の山田指導主事より会の説明があり、引き続き、研究会メンバーである今北しのぶ先生(札幌市立星置小学校)による実物投影機「みエルモん」を活用した実践発表がありました。
今北先生は、ICT活用を始めてまだ3か月ほどです。この3か月に実践された写真をたくさん用意して紹介してくださいました。

写真を大きく見せるために、会場に持ち込んだ実物投影機「みエルモん」が活躍しました。今北先生は、日常的に「みエルモん」を使われているだけあって、写真を大きくするためのズームダイヤルの扱い方も手なれていました。
いつも教室に「みエルモん」があることで、子どもたちも「先生「みエルモん」使っていい?」と聞くだけでなく「「みエルモん」を使った方がいいよ!」と教えてくれるようになったとのことです。
堀田先生の講演では、直前に行われた黒澤智美先生の公開授業について、教え合い、学び合いが実現していた素晴らしい授業だった。子どもたちのいい考えがノートにあり、ICTを使ってそれを上手に活用していたこと、何もないところから作り出せる黒板の特性もうまく活かした授業だったと説明がありました。
そしてよい授業をしていくためには、最先端のICT活用というよりは、札幌市の普通の先生方がだれでも使えるICT活用が大切であること。それには、実物投影機を活用することが一番普及される方法であるが、その実物投影機は、面倒な操作が要らず使えるか、きれいに映るかが重要な要素であるというお話もありました。
また、今の授業が成り立つために、日ごろどんな指導をしているかという「ICTを使う前の仕掛け」についてのお話もありました。これからICT活用を普及させて、一斉授業の中での日常的な活用から、効果的な学習指導を目指す札幌市への、大きなメッセージだと思いました。

札幌市の実践研究会での公開授業

札幌市教育委員会主催の平成22年度札幌市研究推進事業「情報教育に関する実践研究会」での公開授業と堀田龍也先生(玉川大学教職大学院 教授)による講演会が、12月16日(木)に、札幌市立白楊小学校で開催されました。
   ☆「情報教育に関する実践研究会」についての過去の記事は、
    こちらからご覧いただけます。
    ニコニコ45分の記事 札幌市「情報教育に関する実践研究会」での取組み(2)
公開授業は、実践研究会のメンバーの一人である黒澤智美先生による、6年生の算数「割合の表し方を考えよう〜比〜」という授業でした。
100名弱の参観者が集まることもあり、教室には入りきれないために、特別に体育館に机や椅子、移動式黒板を運んでの授業公開となりました。
ICTとしては、札幌市の全教室に導入されている50インチの大型テレビが運び込まれ、今回の研究会の大きなテーマになっている「大型テレビに大きく映す」ための道具として、実物投影機「みエルモん」も設置されました。
いつもと違う環境での授業でしたが、子どもたちはそんなことを気にかけることもなく、元気に授業が進みました。
本時は、比の学習の最終日で、今まで学んできた比の性質を利用して問題を解決する方法を考えていくものでした。前時までに学んだ、図や線分図、数直線に表していくことが大切だと子どもたちもよくわかっています。
黒板に書かれた問題は「200平方メートルの土地を、3人で買い3人で分けました。たまちゃんとまるちゃんの比は1:3で、まるちゃんとはなわ君の比は1:2です。それぞれ何平方メートルになりますか?」というものです。
みんなで問題を解く手掛かりの確認をして、見通しを持ったところで、それぞれ問題を解いていきます。子どもたちのノートには、計算式と一緒に解くまでに考えた図や数直線なども書かれていきます。
その、子どもの考えが詰まったノートを、実物投影機「みエルモん」を使って大型テレビに映しながら説明する場面が圧巻でした。

子どもたちは次々に前に出てきて、「みエルモん」でノートを映しながら自分の考えを伝えていきます。前に出てくる子どもは、問題がはっきり解けた子だけではありません。「こういう図を書いて考えてみたけれど、この続きはうまく説明できない」という子がいれば、「こっちの図の方がわかりやすいかも」と自分のノートを見せながら続いて説明する子もいます。
聞いている子どもたちも真剣です。わからない子は「まだわからない」とはっきり伝えます。
それを聞いてこんな風に考えてみたらとノートを示して説明する子に、「あ、それ、すっごくわかりやすい!」という反応が出たりします。
「わからない」「間違える」ことを気にしたり怖がったりすることはなく、
 一緒に勉強していくことが楽しい。
 みんなで問題を考えていくことが楽しい。
 お友だちの考えを聞くのが楽しい。
という気持ちがどの子どもからもあふれていました。
子どもたちの発表を聞きながら、黒澤先生はどんどん板書をしていきます。テレビに映るノートは次々に変わっていくので、特徴的な図や式を板書で残していくのです。
その板書を使って説明する子どももいます。
実物投影機と大型テレビは、子どもが考えを伝えるために使う道具。その考えを体系的にまとめていくのは黒板。
授業の終わりには、黒板を見ればいろんな考えがまとまっていて学びの軌跡が残っている。
教室にあるそれぞれのツールの特性を見事に活かした授業でした。
実物投影機がなかったら、あれだけたくさんの子どもが自分の考えを説明することはできなかったと思いました。
子どもたちからは、
「自分の考えや意見を言葉にしづらい時に、ノートを見せるとすごくわかりやすくておもしろい。」
「友だちのノートを見ると、何を考えているかがわかりやすく、そこから学べる。」
という感想も届いています。
実物投影機と大型テレビが、教室のツールの一つとして確実に位置づいていることを感じる公開授業でした。

「かけるもん」使っています!

「かけるもん」発売モニターキャンペーンに申込まれた先生から、活用している写真をさっそく送っていただきました。

「かけるもん」の一番の特徴は、実物投影機「みエルモん」で映した映像に書き込みができることです。
ワイヤレスタブレットなので、教室のどこからでも書き込みができます。
離れた位置から書き込むのは難しくないのか?と、気になるところだと思いますが、実際に使われた先生方からは「思ったよりスムーズに書ける!」と感想をいただいています。
「かけるもん」を試してみたいという方は、ぜひ『「かけるもん」発売モニターキャンペーン』にお申し込みください。
お申込みは、12月15日(水)までです☆
『「かけるもん」発売モニターキャンペーン』については、こちらをご覧ください。
   ★「かけるもん」が発売されました!

クリスマス会のクイズ大会

小学4年、学級会の時間の事例です。
 学級会の時間に、クリスマス会で行ったクイズを
 再現してもらいました。
 クリスマス会でのクイズがとても盛り上がったからです。
 クイズの問題は、小さい紙に書いたものでも、
 実物投影機「みエルモん」で大きく映すことで、
 クラス全員で参加できます。
 全員参加することで、子どもたちもどんどん
 活用するようになります。
 クイズによっては、なぞなぞなどと違って、
 イラストや記号を使った問題もありますが、
 そんな小さなイラスト入りの問題には、
 実物投影機が本当に適しています。”
【事例提供:東京都H先生より】

バナナの中身の重さを計算する

小学3年、算数の事例です。
実物投影機「みエルモん」で教科書を大きく映しました。
バナナの1本の重さと、その皮の重さから中身の重さを求める文章問題です。
この文章問題の下には、図が書かれています。
この図を使って問題を読み取っていきます。
実物投影機で教科書を大きく映すことができるので、時間をかけず簡単に文章問題の説明ができ、クラス全員が題意を読み取ることができました。
【事例提供:富山県S先生より】

札幌市「情報教育に関する実践研究会」での取組み(2)

札幌市教育委員会主催の「情報教育に関する実践研究会」の第3回研究推進会議が11月11日(木)に開催されました。
   ☆「情報教育に関する実践研究会」についての過去の記事は、
    こちらからご覧いただけます。
    ニコニコ45分の記事 札幌市「情報教育に関する実践研究会」での取組み
今回の会議では、7名の研究会メンバーの先生方から、実物投影機を使った授業場面の記録を写真付きで用意していただき、報告しあいました。実物投影機を使い始めて3か月ですが、様々な活用場面がたくさん集まり、お互いに情報交換ができてとても有意義な時間になりました。
実物投影機の活用方法としては一番基本的な使い方であっても、先生方の普段の授業の中から引き出されるちょっとした工夫や、子どもへの対応で、キラリと光るような授業場面が作られるのだということを感じました。
先生方の言葉からハッと思ったことを書きだしてみます。
   ・子どもが前に出て実物投影機の下でやることで、すでにわかっていると
    思っていた子どもでも、実はきちんとわかっていなかったのだということ
    に改めて気づいた。また、いろんな案が出てきてそれを共有できた。
    お友達のやり方を見ることでも新しく気づくことがあり、
    それは黒板だけでは実現できないわかり方だった。
   ・書写の時間では、実物投影機の下で子どもたちと一緒にかきながら指導する
    ことで、筆運びのスピードを教えることができた。
    黒板に大きく書いているときには、スピードが違ってしまっていたが、
    同じ半紙で書くことで、教えにくかったスピード感を伝えられた。
   ・算数の問題を解いて発表するとき、黒板に答えを書くと時間がかかって
    しまい3人くらいしか発表できなかったが、実物投影機でノートを見せ
    ながらの発表だと10人も発表ができた。
   ・手順がいろいろある図工の時間では、見せながら説明することでどの子も
    すぐに理解して楽しみながら作品作りができた。
   ・いつも「見えない!」と騒ぎになるようなことでも実物投影機があると
    集中して見られる。
   ・図工で野菜や果物の絵の構図を考える時、「みエルモん」で様々な角度から
    映して見せることで、出来上がった絵に構図の工夫が見られ、今まで描けな
    かったような様々な作品ができた。
   ・算数の時間に、ノートを持って行って説明していい?という子どもが増えた。
    途中までしかできていなくても、途中までのノートを持ってきてここから先が
    わからないと疑問を共有したり、そのノートを使って続きの説明をしてあげる
    子が出てきたりと、困った時の交流ができるようになった。
    問題解決に結びついていくクラスのつながりが生まれた。
   ・実物投影機で見せながら説明していると「あ〜ぁ!」という声が上がり、
    子どもたちがはっきりわかった瞬間を感じられる。
   ・図工の作品を作る前の設計図を実物投影機で見せて説明し合うことで、
    アイディアの共有ができた。実物投影機がないときにはこのような授業も
    生まれなかった。
活用場面を報告し合う中で、他にもたくさんの授業アイディアの情報交換ができました。
それらは、普段の授業で普通に行われる授業場面なのですが、実物投影機を使うことでさらに考えを深め合えたり、より具体的に理解できたり、今までにない学び合いが生まれたりというお話でした。
先生方の実践報告の後に、実物投影機「みエルモん」の効果的な活用やポイントを全国から集まった事例から紹介し解説する研修をしました。(エルモ社からは教育情報化コーディネータ(ITCE)が活用支援として参加しています。)
次の「情報教育に関する実践研究会」は、12月16日(木)に玉川大学の堀田龍也先生を招聘して講演会が行われます
同時に、研究会メンバーである札幌市立白楊小学校の黒澤先生による公開授業(6年、算数)もあります。学び多い研究会になりそうでとても楽しみです。お近くの先生方はぜひご参加ください。