日別アーカイブ: 2008年8月30日

『実物投影機活用実践セミナーin大阪』が開催されました!

 本日、8月30日(土)、大阪市立住まい情報センターで、社団法人日本教育工学振興会(JAPET)主催の情報教育対応教員研修セミナー『実物投影機活用実践セミナー』が開催されました。
 5月に名古屋で開催されたセミナーに続き、2回目の実物投影機を活用したセミナーになります。模擬授業、ポスターセッション風体験展示、パネルディスカッションで構成されたセミナーは、今回も大盛況に終わりました。第1回名古屋でのセミナーの様子はこちらです。
  エルモ社は、本セミナーの協力企業として運営をお手伝いさせていただきました。
 社団法人日本教育工学振興会(JAPET)山口忠厚 専務理事のご挨拶のあと、堀田龍也先生(独立行政法人メディア教育開発センター・准教授)より今回のセミナーの主旨説明をしていただきました。このセミナーが、模擬授業で子どもの気持ちになって、ポスターセッション風体験展示で具体的な活用方法を、それぞれ体験した後に、明確な4つの視点からなるパネルディスカッションが用意され、最後に総括講演という構成になっている意味をお話しいただきました。
プログラム最初の実物投影機による模擬授業では、3人の先生方にご登壇いただきました。

 影山知美先生(岡山県津山市立弥生小学校)による模擬授業は、小学2年生の算数。円の描き方を学習する授業でした。コンパスの持ち方、傾け方、手首の回し方など、口だけでは説明しきれない微妙な動きも実物投影機では大きく映せるため、一斉指導できることがよくわかりました。
 笠原晶子先生(群馬県前橋市立桂萱東小学校)による模擬授業は小学5年生の家庭科。子どもたちが使っている裁縫道具を直接実物投影機で投影して、道具の名前の確認から始まりました。影山先生のコンパスの授業と同じく、子どもたちが使っているものと同じ道具を使って授業を進められるところがわかりやすさのポイントでした。
 さらに、細かくてなかなか見せることができない本縫いと半返し縫い、返し縫いの違いも、実物投影機で投影しながら説明することで一気に解決することもよくわかりました。本縫いと返し縫いの違いが、見た目だけではなく、ほどけにくくて丈夫さにも違いがあることを実演して見せるなど、授業としての工夫も満載でした。
 塩谷京子先生(静岡県静岡市立森下小学校)には、小学5生生の国語の授業として、新聞と物語の違いを新聞記事を直接投影して見せながら説明した後に、一つの写真をもとに会場の参加者と一緒に物語文を作っていきました。和気あいあいと授業が進みながら、投影された写真上にいつの間にか物語文の構成が書き込まれていくという工夫された授業を受けることができました。
 【参加者からの感想】
    ・授業のお手本やヒントをもらえた。
    ・見せる場面や発問、切り返しがとても勉強になった。
    ・授業の流れの中で自然に使うイメージがわかった。
実物投影機の有効な活用事例を見に行こう!では、6名の先生方によるポスターセッション風の体験型展示が行われました。実物投影機と一緒に使うと便利な道具や、投影する教材を先生方がそれぞれ持ち込み、それが実物投影機を使うことでどのように見え、教えられるかを実演していただきました。

 【参加者からの感想】
    ・実際に触ったり映したりすることで便利さがよくわかった。
    ・2学期即実践したいものがたくさんあった。
    ・実践している先生と直接話ができてよかった。
 パネルディスカッション堀田龍也先生による司会で、わかりやすく解説していただきながら進みました。

  毎日実物投影機を使っている様子を、家庭科専科の鈴木恵理子先生(東京都世田谷区立弦巻小学校)からお話いただきました。実物投影機をこの部分で使うと便利という写真には、昨年の秋から使い始めたばかりとは思えないほどたくさんの具体例が集まっていました。
 渡邉光浩先生(宮崎県三股町立勝岡小学校)からは、実物投影機を活用するうえでのちょっとした工夫を「サッと配置する」「活用の効果を高める」という二つの視点からわかりやすく説明いただきました。
 笹川克彦先生(富山県富山市立山室中部小学校)からは、校内で活用を広めるための工夫として、活用イメージを持ってもらうだけでなく、「つなぎ方を学ぶ」「授業での活用を考える」ことをポイントとした校内研修を進めたというお話を聞かせていただきました。
 高橋純先生(富山大学人間発達科学部・准教授)からは、普通教室で、日常的なICT活用として最も使われているのが実物投影機とプロジェクタであることが調査データを基に示されました。
 【参加者からの感想】
    ・普段の様子が伝わってきて臨場感があった。
    ・ITリーダーとして校内でより使ってもらうための場の設定やヒントがうれしかった。
    ・それぞれ立場や話の視点が違う話が聞けてよかった。
    ・使い方だけでなく必要性が感じられる話だった。
    ・学校現場で活用を進める際参考になる内容だった。
  最後に総括講演として堀田龍也先生(独立行政法人
 メディア教育開発センター・准教授)
より
 「本当に必要なことに、貴重な時間を使おう」という
 強いメッセージが伝わるお話をしていただきました。
 今日のセミナーの中で、実物投影機によって効率よく
 わかりやすく授業ができると体験した受講者にとって、
本当に納得のいく講演でした。
【参加者からの感想】
    ・元気をもらえました。
    ・本校からもっと連れてくればよかった。
    ・構える必要はない、今までの授業のワンポイントとして使っていけばよいと、
     安心できました。
    ・セミナー構成がよく考えられていてイメージを広げられた。
 次回のセミナーは 9月13日(土)に東京で開催されます。
 詳細はこちらから  ★実物投影機活用実践セミナーin東京 9月13日(土)