月別アーカイブ: 2008年7月

『実物投影機から始めるICT活用』のセミナーをしました

教育ソリューションフェア2008の中で、7月31日(木)12:30から、『実物投影機から始めるICT活用』をテーマにセミナーをさせていただきました。
これは、堀田龍也先生(メディア教育開発センター:准教授)のコーディネートによる「これからのICT教育のゆくえ」の分科会の一つのセミナーでした。
ご登壇いただいたのは、小谷田照代先生(静岡県沼津市立大平小学校:教諭)と望月純子先生(和歌山県和歌山市立四箇郷小学校:教諭)の2名の先生方です。

小谷田先生は、「さる・るるる」(五味太郎 作/画)の絵本を実物投影機で大きく映し、付箋を使いながら一緒に読んでいき、最後にわからない言葉を国語辞典で調べるという国語の学習の模擬授業をしてくださいました。
実物投影機がない時には、このような授業は事前の準備が大変だったそうです。
今では、カラーの本のまま見せられるようになり、準備も簡単で、子どもたちも喜ぶ授業の一つになっているようです。国語辞典の使い方では、言葉の引き方だけでなく、「つめ」や「はしら」などの用語の学習もわかりやすく、国語辞典に興味を持つ子どもが増えるのではないかと思える授業展開でした。
望月先生は、実物投影機を使った授業の様子をたくさんの写真で紹介してくださいました。実物投影機を使い始めたのは、昨年の秋。けれど、すでにこれだけ活用しているという様子に参加者のみなさまは驚かれていました。
「もう、実物投影機がない頃のことは忘れてしまいました。」という望月先生の言葉にはとても実感がこもっていました。
お二人とも、ICT活用は今まで不慣れで使ったことがないというICT活用初心者先生。
それでも、短い期間でこれだけの活用ができるようになっているということは、実物投影機がいかにICT初心者の先生方にも使いやすいかということを証明しているようでした。
最後に、エルモ社からは実物投影機「みエルモん」の魅力のご紹介を少しだけさせていただきました。
セミナーに参加してくださった先生方、どうもありがとうございました。
このような実物投影機を活用したセミナーを、以下のように開催いたします。
ぜひお申し込みください。
 ★実物投影機活用実践セミナーin大阪 8月30日(土)
 ★実物投影機活用実践セミナーin東京 9月13日(土)

教育ソリューションフェア 2008に出展しました

高めよう学校力・教師力 −新しい学習指導要領を見据えて− をテーマにした
『教育ソリューションフェア2008』 に出展しました。
エルモ社は、実際に実物投影機にさわっていただきながら、
実物投影機L-1nの活用をご提案させていただきました。
会場では、新しい学習指導要領についてや、PISA型学力セミナーなどが開催され
600人近い先生方が参加されていました。
明日は、エルモ社としても『実物投影機から始めるICT活用』というテーマで
セミナーに参加させていただきます。

バランスのよい食事

授業の中で、大きく映してクラスみんなで共有したいと思う教材は、そのたびごとに違ってきます。どんな教材でも、すぐに大きく映せるということは、わかりやすい授業をする上で、大切な環境になります。
今回の事例は、小学校5年生の家庭科の授業の様子です。
実物投影機「みエルモん」で投影しているのは、子どもの手書きのノートや図鑑です。
図鑑はカラーでわかりやすく書かれたものが多いですが、これをカラーコピーして配布することはなかなか難しいものです。そんなときに、大きく映して共有できる環境かどうかは、わかりやすい授業を進める上で大きなポイントです。
限られた材料を使ってバランスのよい朝食メニューを考える学習です。
   (文科省からの副読本使用)
 自分たちが考えた朝食メニューを絵と文で表し、
 実物投影機で映しました。
 子どもたちは自分の考えたメニューの工夫点を示しながら、
 発表しています。
 絵で示すとわかりやすいので、
 なぜその組み合わせなのかなど、質問もたくさん出ました。
 次に、3種類の食品分類がバランスよくとれる食事を
 みんなで考えていきました。
 手巻き寿司のメニューを例にして食品分類を考えるのに、
 食べ物の図鑑の手巻き寿司のページを大きく映して
 説明しました。
 食育に関するビデオを見てみると、
 鶏肉は、使う部位によって料理が違うという話題が
 出てきました。
 そこでさっそく食べ物図鑑を見てみました。
 鶏肉の部位のページを大きく映して示しながら、
 特徴や使う料理を話し合いました。

一本の木

自分が書いた「一本の木」を説明しているところ 手で書いた字や絵を大きく見せるときに
 実物投影機は大活躍します。
 今回は、国語の説明文の学習の中で実物投影機を
 活用した事例をご紹介します。
 小学校2年生の事例です。
国語の教科書にある、木の書き方が書かれた説明文を学習しました。
最初に、子どもたちには教科書を見せずに、先生が木の書き方の説明文を読みきかせしました。この読み聞かせをもとに、子どもたちはノートに一本の木を書いていきました。
同じ文を聞いて書いた木でも、書き方は子どもそれぞれです。自分が書いた木と、教科書を比較しながら工夫しているところを探す学習をしました。
木は、設定した季節によってもイメージが大きく変化します。
そこで次は、最初に書いた木をもとに、自分のイメージする季節の木を書いてみました。
上の写真は、最初に書いた木から自分のイメージする季節の木に変身させた様子を子ども
たちが発表している様子です。実物投影機「みエルモん」で、書いたそのままをみんなに見てもらいながら発表することができました。同じ文章を聞いても、人がそれぞれ受け取るイメージでこれだけ違った木になるということを、しっかり体験できた学習になりました。

ツマグロヒョウモンの観察

 理科の時間では、身の回りの生物の様子をじっくり
 観察しながら学習をすすめていくことも大切です。
 じっくり観察することによって、その同意性と差異性を
 明らかにし、昆虫の育ち方や体のつくりについて、
 学んでいくことになります。
上の写真は、「ツマグロヒョウモン」という蝶の観察をしたときのものです。ツマグロヒョウモンは、あまり個体数が多くないため、グループごとで観察するなどの環境を用意することができませんでした。
そのようなときでも、実物投影機「みエルモん」は、拡大率が高く、色の再現性が高いので、細かい部分の模様まで全員がスケッチし、記録することができました。
子どもたちはこのような観察を通して、昆虫の体のつくりについてしっかり学び、確認できるようになります。
このような実物投影機を活用した授業を、模擬授業として体験できるセミナーを開催します。ぜひお申し込みください。
 ★実物投影機活用実践セミナーin大阪 8月30日(土)
 ★実物投影機活用実践セミナーin東京 9月13日(土)

メモで説明

 実物投影機は、授業だけでなく、子どもたち自身が活動する
 ときにも活躍します。
 左の写真は、子どもが書いた手書きのメモです。
 校内サッカー大会の対戦組み合わせのくじ引きが
 お昼休みにありました。
代表で、キャプテンが参加してきました。
その結果を報告するときに、キャプテンが自分のメモを映して発表しました。
手間がいらず、時間をかけずに、子どもでもわかりやすく伝えることができました。

何分何秒でできた?

 計算問題の力をつけるために、時間を決めたり
 問題を解くまでの時間を計り、記録することで
 集中力を高めたり、自分の力の成長を感じるようにする
 という取り組みは、多くの教室で行われているようです。
 代表的なものには、「100マス計算」の取組み事例などがあります。
このときに、問題を解き終わるまでの時間測定のために実物投影機を活用した、というのが今回の事例になります。
上の写真は、授業のはじめにおこなった「100割」をしたときに、タイマーを直接投影した時の写真です。(「100割」というのは、100問の割り算を子どもたちが解いていく学習です。)この写真の時には、あまりのある割り算100題に挑戦していました。速い子どもでは、5分かからずに全ての問題を解けてしまいます。
今までは、終わったときに顔を上げたり手を上げて合図をしたときに「○分○秒」と先生がタイムを伝えていましたが、大変でした。また、まだ問題を解いている子どももその声を聞くたびに集中力をなくしてしまうこともありました。
そこで、タイマーを写真のように大きく映してみたら、できたこどもは頭を上げて自分でタイムを読み、記録することができるようになりました。
まだ解けていない子どもも、計算だけに集中することができるようになりました。
このような実物投影機を活用した授業を、模擬授業として体験できるセミナーを開催します。ぜひお申し込みください。
 ★実物投影機活用実践セミナーin大阪 8月30日(土)
 ★実物投影機活用実践セミナーin東京 9月13日(土)

毛筆の添削

 筆の動きを直接見せられる実物投影機は、
 書写の時間にも大活躍します。
 手元のすぐ上にカメラがくるように実物投影機を
 設置することがポイントです。
 左の写真は、生徒が書いた字に、朱墨で添削をしている
 ところをスクリーンに投影した様子です。
うまく書けないところは、共通していることが多いものです。そのため、このように添削の様子を実物投影機で投影して見せることで全体指導を行うことができます。
個別に添削するよりずっと早く、そして効率的な指導ができます。また、大きく映るので細かい部分までよく見え、生徒たちにもわかりやすいようです。

探検バッグの説明

 実物をそのまま大きく映せることが
 実物投影機の何よりも大きな特徴です。
 特に低学年の場合は、口で説明するのが難しいときなど、
 子どもたちが持っているものと同じ実物を大きく映して
 説明できるので、実物投影機はとても活躍します。
上の写真は、小学1年生が教室外学習のときに使う探検バッグを投影している様子です。
このバッグの使い方を指導するために、実物投影機を活用しました。
探検バッグを大きく映して、図をどのようにはさむのか、ひもは、どのように通したらよいのかなどを一斉に示しました。
写真には、自分の手元にある同じ探検バッグを手にしながら確認している子どもの様子が見えます。このように少し複雑な説明を1年生にする場合でも、実物投影機を活用すれば一斉指導もできるようになります。
このような実物投影機を活用した授業を、模擬授業として体験できるセミナーを開催します。ぜひお申し込みください。
 ★実物投影機活用実践セミナーin大阪 8月30日(土)
 ★実物投影機活用実践セミナーin東京 9月13日(土)

兄弟学級での読み聞かせ

 読み聞かせの場面では、本の挿絵を投影できるので
 実物投影機が活躍します。
 けれど、実物投影機とプロジェクタとスクリーンが
 いつでも教室にそろっているという学校は、
 今はまだまだ少ない状況です。
そのような環境でも、子どもたちの力で機器の設置や操作の問題を解決している事例はいくつかあります。
今回は、兄弟学級の仕組みを利用して、これら機器の設置や操作を子どもたち自身ができるようにしていったという事例を紹介させていただきます。
特別活動の取り組みのひとつとして、児童会活動を兄弟学級(ペア学級)を作って活動していました。活動を続けていく中で、仲のよさが深まり「本当の兄弟のような関係を作りたい」という子どもたちの想いが生まれ、4年生が2年生に読み聞かせをすることになりました。
読み聞かせに実物投影機を使いたいと思いましたが、2年生の教室には機器がそろっていません。そこで最初は、6年生のIT係が4年生の子どもたちに機器の貸出、設置、操作の説明をしてくれました。6年生と一緒に練習をした4年生は、兄弟学級になっている2年生のクラスに行き、機器を自分たちで設置して、操作しながら読み聞かせをすることができました。4年生の子どもたちだけで全て準備ができるようになり、子どもたちにも自信がつき、読み聞かせをする方もされる方も楽しく活動できたようです。