2014年2月17日に開催された、平岸高台小学校で開催された、札幌市研究開発事業「情報教育に関する実践研究会」の公開授業の続きです。
5年の算数「百分率とグラフ」の授業では、
前時の学習の振り返りとして、実物投影機「みエルモん」で
SDカードに保存しておいたノートを映していました。
保存したSDカードを選んで見せたり、
ポイントに書込んだりすることが便利な
「かけるもん」も一緒に使っていました。
バラバラの数字を、どうやって比べたらいいか。
難しい場面でしたが、
前時で学んだ比べるための数をそろえる方法を振り返り、
しっかり確認してから、今日の問題に取り組みました。
ノートを日常的に実物投影機で映している効果もあるのか、
きれいに整理されたノートを作っている子どもが多いことが
印象的でした。
「事例5 小学5年 」カテゴリーアーカイブ
滋賀県高島市立マキノ中学校公開授業へ行きました1
2014年1月31日(金)に、滋賀県高島市立マキノ中学校で公開授業がありました。
高島市立マキノ中学校は、施設分離型小中一貫教育を実践しています。
そのため、小学6年生と、中学1年生及び中学2年生の授業が公開されました。
先ずは、小学6年生、外国語活動の授業の様子をご紹介します。
使われていたICT機器は、一斉指導用として、50インチの大型TVと実物投影機モバイル「みエルモん」MO-1のセットを、グループ学習用としてタブレットパソコンがグループごとに使われていました。
授業は、ヒントをもらいながら先生が用意した答えを英語で当てるというものでした。
ヒントは、一つのヒントを英語で先生が出します。その英語に合ったもの実物投影機で映して見せます。
例えばこんな感じです。
Color ⇒ Orange
と言って、
オレンジ色の紙を実物投影機で映します。
そうすることで、日本語を話さなくても、
映っているものがオレンジ色だとわかります。
次に、
Size ⇒ Watermelon
と言って、
今度はスイカの絵を実物投影機で映します。
最後に、
Use ⇒ Sports
と言って、スポーツの絵を見せる、という具合でヒントを出していきます。
子どもたちは、TVに映し出されたイラストと、
先生からの英語のヒントから答えを考え、
考えた答えをグループごとにタブレットパソコンに
描いていきます。
そして、そのタブレットの絵をTVに映しだして
みんなで共有していました。
先ほどの例の答えは、「 Basketball」でした。
実はこの日に使われたタブレットパソコンは、授業の10分前に使い方を子どもたちへ説明したそうです。
それでも子どもたちは、問題なく使いこなしていました。
また、先生が質問するときにはきちんと前の大型TVを観て、グループ活動をするときには、グループでタブレットパソコンを覗き込むなど、子どもたちの視線が必要なところに向けられて落ち着いて授業ができていました。
二つの塔
食塩の蒸発する様子
小学5年、理科の事例です。
食塩水がどのように蒸発していくか、
実験をしました。
グループに分かれて、子どもたちは自分たちの手で
実際に実験をしました。
実験器具の使い方や、実験方法についての説明にも
実物投影機「みエルモん」はもちろん使いました。
横からや、斜めから見せられる「みエルモん」は大変便利です。
実験した後に、もう一度確認で見たいという子どもたちからのお願いを受け、食塩水が蒸発していく様子を「みエルモん」で大きく映しながら実況し、みんなで観ました。
どの席からも実験の詳細が大きくはっきり見えるので、子どもたちは蒸発して白くなる時に「おぉ〜!」と叫んでいました。
やはりこのような様子を大きく映せ、共有できるのが実物投影機のいいところだと思います。 動画コンテンツとはリアル感が全く違います。
【事例提供:埼玉県N先生より】
・・・♪新「みエルモん」L-12ですと、このような実験を、
パソコンを使わずに、簡単に動画で保存しておくこともできます。♪・・・
新「みエルモん」L-12の詳細はこちらからご覧ください☆
どんなとき、だれに
段落ごとの要約を付箋に書く(2)
昨日の小学5年、国語の事例「段落ごとの要約を付箋に書く(1)」の続きの事例です。
段落ごとの要約を付箋紙に書き、全段落分要約ができたら、
次は教科書に付箋紙を貼って構成を考えていきます。
付箋紙を貼った教科書も、そのまま実物投影機で映して
みんなで共有し、確認します。
全員確認し、わかったところで、
教科書に貼っておいた要約の付箋を、今度はノートに
貼り直して構成を考えました。
このように繰り返し構成を考える作業をすることで
作文を書くときの構成が、どのようになっているか、
どのように構成を考えたら上手に作文が書けるのかを
しっかり習得することができます。
パソコンを使えば、「移動」や「コピー&ペースト(はりつけ)」作業は簡単にできます。
同じような感覚で、手書きで書いた文章を動かしながら考えるには、付箋紙を使うのが最適です。一人一台のパソコンがなくても、簡単に手軽にできます。
そしてその考え方を共有するのに、実物投影機が大変役に立ちます。
今ある環境を有効活用する、そんな授業場面の実現に、実物投影機が強力な道具になります。
【事例提供:千葉県T先生より】
段落ごとの要約を付箋に書く(1)
「実物投影機で教科書を映す」というのは、実物投影機活用の一番基本的なやり方です。
実物投影機を使われている先生方にアンケートをとった結果で、一番映しているものは教科書だというデータもとれています。
その、教科書を映す、という使い方に少しだけ工夫をして、より分かりやすい授業をしているのが下の写真の事例です。
小学5年、国語の事例で、作文教材の段落ごとの要約をしている場面です。
教科書に載っている作文教材の構成を詳しく調べました。
こんな時に、実物投影機「みエルモん」で大きく映しながら
便利に使えるのが付箋紙です。
付箋紙に、それぞれの要約を書かせ、できたら教科書に
貼っていきます。
その教科書を実物投影機で大きく映し、要約した文と一緒に
見比べます。
付箋紙を何枚か並べて大きく見せることで、
友だちの要約との比較も簡単にできます。
発表して板書する必要がなく、時間短縮になります。
(写真をクリックすると大きくなります。)
【事例提供:千葉県T先生より】
ワークシートの答え合わせ
小学5年、算数の事例です。
新しい単元に入るための、準備のテストとして、
写真のようなプリントを用意しました。
まずは「このプリントをこれからやります」と
実物投影機「みエルモん」でプリントを大きく映して知らせ、
子どもたちに配布しました。
プリントを答え合わせするときには、左の写真のように
プリントを実物投影機で映し、一つ一つ書き込んで
確認していきました。
答え合わせをしている場所もすぐに伝わり、
説明もしやすいです。
3つ目の写真のように、円のような図形の問題は、
言葉だけでは説明しにくい部分があります。
そこを、図を板書することなくプリントの図に直接書き込み
ながらできるのでとても説明しやすいです。
【事例提供:千葉県T先生より】
できたら自分でSDカードに保存
小学5年、算数の事例です。
グラフや表に書き込んだものの答え合わせを、間違いなくするのは結構難しいものです。
子どもによっては、今どこを答え合わせしているのかわからなくなってしまうことが多いからです。
そこで、問題が解けた子どもの中から指名して、自分でノートを実物投影機「みエルモん」で映し、SDカードに保存させました。
実物投影機「みエルモん」は、カメラマークのボタンを押すだけで簡単に保存できます。
3〜4人保存できたところで、答え合わせをします。
みんなで答えを見合うと、間違いにも気づきます。
教師としては、あえて映したい子どもを指名して保存させるのですが、みんな自分のノートを撮りたがります。自分のノートが映し出されるのは嬉しいようです。
【事例提供:千葉県T先生より】
「みエルモん」の機能紹介…SDカードに対応
SDカードへボタンひとつで保存できます☆