月別アーカイブ: 2011年4月

「教育の情報化ビジョン」が公表されました

先日ご紹介した「学校教育の情報化に関する懇談会」で話し合われた「教育の情報化ビジョン」が文部科学省から公表されました。
   ☆ニコニコ45分:最後の「学校教育の情報化に関する懇談会」の開催
この「教育の情報化ビジョン」には、21世紀に生きる子どもたちに求められる力について記されています。
特に、日本の子どもたちにとって課題となっている「思考力・判断力・表現力等」を育むためには、基礎的・基本的な知識・技能をしっかりと習得させながら、これらを活用して行う言語活動をより充実させる必要があると記されています。(P3)
そしてこれらは、情報通信技術の活用による一斉学習や個別学習、協働学習によって推進され、その具体例として、
   一斉学習において、ポイントとなる部分を拡大・強調したり、動画など子どもたちの
   興味関心を引く教材を使用して学んだりすること
と記されています。(P10)
実物投影機などのICTを活用した授業は、まさにこれにあたります。
また、デジタル教科書についての定義も、「指導者用デジタル教科書」と「学習者用デジタル教科書」に分けて定義されています。(P10)
さらに、最後の「学校教育の情報化に関する懇談会」で新しく追加された内容として、大日本大震災での情報の扱いについて有益だったことや、そうでなかったことへの反省や、大学入試で起きた携帯電話を使用した不正行為によって新たに考えられたことも記されています。(P8)
参考資料もすべてダウンロードできるようになっていて、充実した内容です。
ぜひ一度、一通り読んでみてください。
   ◎「教育の情報化ビジョン」の公表について(文部科学省のHPへリンク)

「ちゅうでん教育大賞」の募集が始まっています!

4月は、様々な助成の募集がある時期です。
先日のニコニコ45分でも、「博報賞」(博報財団)と「ソニー子ども科学教育プログラムの論文」(ソニー教育財団)の募集のことをご紹介しました。
   ★ニコニコ45分:財団へ応募してみませんか?!
今回は、「公益財団法人 ちゅうでん教育振興財団」が主催している『ちゅうでん教育大賞』と『ちゅうでん教育振興助成』についてご紹介いたします。
『ちゅうでん教育大賞』は、これまでに行われた授業実践の研究および成果について、『ちゅうでん教育振興助成』は、優れた教育上の試み、および研究集会やセミナーなどへ事前に助成する事業になります。
どちらも締切は同じです。
  ■締切日 :平成23年6月7日(火)必着
締切まで1か月少しありますので、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、賞金や助成金は以下のようになっています。
  ■賞 :『ちゅうでん教育大賞』
       ★ちゅうでん教育大賞  : 70万円(1件)
       ☆ちゅうでん教育優秀賞 : 30万円(2件)
       ☆ちゅうでん教育奨励賞 : 10万円(若干)
  ■助成:『ちゅうでん教育振興助成』
       ★学校支援コース:小・中学校で行われる創造的かつ多様な教育実践 
               (1件あたり)10〜30万円
       ★教育研究コース:小・中学校の教職員を対象とする、 教育にかかわる
                シンポジウム、セミナー、講演会および研究会の特色ある活動
               (1件あたり)10〜50万円
詳細については、それぞれこちらからご覧ください。
   ◆『ちゅうでん教育大賞』
   ◇『ちゅうでん教育振興助成』

被災した「みエルモん」の無償修理のご案内

東日本大震災により被災されたみなさまに、心よりお見舞いを申し上げますとともに、被災地の早期復興をお祈り申し上げております。
この度エルモ社では、東日本大震災で被災したエルモ社製実物投影機の無償修理をすることとしました。
対象機種は、
  ・L−1シリーズ(L−1, L−1u, L−1n, L−1ex)  ・CO−10
になります。
詳しいことはこちらの受付窓口までお問い合わせください。
受付は、8月末までになっています。
  ■専用受付窓口:エルモ社ICTマーケティング部 担当:山内、成瀬 
      TEL: (052)811−5174
      FAX: (052)811−5243
      Email: ict@elmo.co.jp
      受付時間: 月〜金 9:00〜17:00
詳細はこちらから⇒(株)エルモ社 『東日本大震災で被災したエルモ社製書画カメラ(実物投影機)の無償修理のご案内』

最後の「学校教育の情報化に関する懇談会」の開催

4月15日に文部科学省で学校教育の情報化に関する懇談会(第12回)が開催されました。
この懇談会は、今後の学校教育(初等中等教育段階)の情報化に関する総合的な推進方策について有識者等との意見交換等を行うために設置され、今回が最終回になりました。
議論の中心は「教育の情報化ビジョン」についてでした。
「教育の情報化ビジョン」については、昨年夏に懇談会の中で3つのワーキンググループが設置され(教員支援、情報活用能力、デジタル教科書・教材・情報端末)議論を深めまとめられたものを、文部科学省のHPである『熟議カケアイ』で多くの議論が交わされました。
   ☆熟議カケアイ:「教育の情報化ビジョン」の検討にご参画ください!
     (熟議カケアイのページへリンク)
15日の第12回懇談会では、それらを踏まえて作成された「教育の情報化ビジョン(案)」をもとに話し合われました。
この中では、デジタル教科書への定義もかなり具体的に記されています。
この日参考資料として提出された「教育の情報化ビジョン(案)」はこちらからご覧いただけます。懇談会の動画も配信されています。
   ☆熟議ライブラリ 学校教育の情報化に関する懇談会(第12回)

「みエルモん」で使えるスライドの作り方

実物投影機「みエルモん」L-1exやL-1nでは、で映した図や写真をSDカードに保存することができます。
「みエルモん」にSDカードをセットして、カメラマークのボタンを押すだけで保存ができます。
 「みエルモん」の機能紹介…SDカードに対応
      SDカードへボタンひとつで保存できます☆
上記のページに
  SDカードに、PowerPointやデジタルカメラの資料を保存しておけば、
  パソコンがなくても、「みエルモん」本体のみでスライドショーによる
  授業が行えます。
と記載してあります。
このように予めデータを保存したSDカードを「みエルモん」で使うことで、パソコンを使わなくても、授業の中でこんなことができます。
  ・フラッシュカードのように、復習問題などのスライドを見せる。
とても便利ですので、ぜひこのような活用も試してみてください。
特に、中学校の先生からは、必要な資料をSDカードに保存しておくだけで、「みエルモん」を使って何度も繰り返し授業につかえるので便利だとお聞きしています。
「みエルモん」で映してSDカードに保存した画像はすべて、「みエルモん」で再生することができます。
ただ、デジタルカメラで撮った写真は、「みエルモん」で再生できるものとできないものがあります。(L-1exではほとんどのデジタルカメラに対応していますが、一部再生できないものもあります。)また、PowerPointのスライドもそのままでは使えません。
それを解決するには、以下の作業をしてみてください。
必要なものは、「みエルモん」に付属してあるImage Mateというソフトをインストールしたパソコンです。
■デジカメ画像やパソコンに保存した画像を「みエルモん」で映す方法
 1.パソコンにImage Mateをインストールする。
 2.File Converter ソフトを開く。
   ※スタートボタン→すべてのプログラム→ELMO→Image Mate→File Converter)
 3.変換元で、変換したい画像のファイルかフォルダを
  選んでチェック。
   参照ボタンで画像のファイルかフォルダを選ぶ。
   ※複数の画像があるときには、予め一つのフォルダに
    入れておいて、フォルダ選択を選ぶと便利です。
   (左の写真がその画面です。写真では、
    「PowerPoint」のファイルを選択しています。)
 4.変換先の参照ボタンをクリックし、変換した後の画像の保存先を選ぶ。
   ※一度に数枚の画像を変換する場合には、予め保存するフォルダを作っておくと
    便利です。
 5.変換した上記の画像を「みエルモん」で使うSDカードに保存する。
   ※保存するSDカードは、予め「みエルモん」で一度画像を保存しておくと
    「みエルモん」に使うためのフォルダができるので便利です。
    この場合のフォルダは、以下のような名前になります。
     DCIM100_ELMO
    
 6.変換したファイル名は、IMAG0000〜IMAG9999のように順番に番号がつきます。
   再生の順番はファイル番号順になりますので、1000番台は復習のフラッシュカード、
   2000番台は小問集等というように分けておくと、整理をしやすいです。
以上です。
ニコニコ45分の4月14日でご紹介した授業レポートをご提供くださった、明治大学付属中野中学校の神野善太先生より、SDカードと「みエルモん」でフラッシュカードのように活用した事例のスライド写真を送っていただきました。以下の写真になります。
神野先生の授業レポートと合わせてご覧ください。
   ☆ニコニコ45分:中学校理科でのICT機器活用実践研究授業

中学校理科でのICT機器活用実践研究授業

3月4日(金)にICT機器活用実践研究授業が明治大学付属中野中学校1年の理科の授業で行われました。授業のレポートを、授業をされた神野善太先生からいただきましたのでご紹介します。
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火成岩と造岩鉱物の関係について学ぶ授業でした。
研究授業に参加された先生方は、実物投影機L-1ex「みエルモん」を活用することにより、授業が分かりやすくなることが確認できたようです。
実物投影機L-1ex「みエルモん」は、下記のように活用しました。
(1)フラッシュカードによる復習
   パワーポイントでスライドを作り、フラッシュカードとして復習内容をクイズ形式で
   出題しました。
   生徒は積極的に声を出し、重要事項を確認することができたようです。
    ・なるべく短時間で次々と問題を出す。
    ・他教科の内容も復習に入れる。
   などを工夫すると脳の活性化にもつながるようです。
(2)生徒のノートをスクリーンに映す
   ・生徒のノートの復習部分を映すことにより、前時の内容を確認しました。
   ・生徒のノート作り方の良いところ、悪いところを併せて確認しました。
   生徒は、他の生徒のノートの良い点、悪い点を参考にできたようです。
(3)地質柱状図の復習
   地質柱状図は、図を重ねてみないと分かりにくい部分です。
   けれど、2つの柱状図を重ねたスライドも作ったので、分かりやすかったようです。
   スライドは、参考書の図をJPEGファイルで取り込んで、ペイントソフトで編集しました。
   編集した画像をパワーポイントに貼り付けました。
   そのパワーポイントのファイルを、「みエルモん」に付属のソフト「File Converter」で
   「みエルモん」のSDで使えるファイルに変換しました。
   パワーポイントで作ったスライドが一括変換され、画面サイズもきちんと合うので、
   使いやすかったです。
(4)新燃岳と桜島の火山灰の違いの観察
   火山灰を直接「みエルモん」で拡大してみましたが、粒の大きさの違いしか分かりません
   でした。
   最高の倍率にするときのピントの合わせ方を後から知ったので、次に試してみたいです。
(5)火山灰の顕微鏡観察
   双眼実体顕微鏡を「みエルモん」にくっつけて直接映したところ、鉱物の違いなどが
   はっきり分かり、火山の違いで火山灰もまったく違うことを確認できました。
(6)造岩鉱物と火成岩の関係グラフの作成
火山灰の鉱物の違いから、造岩鉱物と火成岩の関係のグラフのプリントをを生徒に配付しました。
同時に、このプリントを「みエルモん」でスクリーンに大きく映しました。
左の一番上の写真がその時のものです。
その後、左の2つ目の写真のように赤ペンで中心に線を入れました。
この線を生徒のプリントにも書かせ、何の線か考えさせました。
無色鉱物と有色鉱物を分ける線だと気付かせてから、次のスライドを見せました。
3つ目の写真のスライドのグラフを見ると、グラフの右にいくほど有色鉱物が増加することがわかります。
そのため、右側にある岩石の色が黒くなる、ということに気付かせやすくなります。
この後、鉱物の種類を分ける黒い線を、自分たちのプリントに書き入れさせました。
最後は、左の一番下の写真のように、鉱物名を付箋紙で隠したものを「みエルモん」で映して
付箋を一枚一枚はがしながら、鉱物名の確認をしました。
生徒たちは鉱物名を大きな声を出しながら言ってくれ、大変もりあがりました。
(写真をクリックすると大きくなります。)
(7)プリントの小問をスクリーンで確認
   あらかじめSDカードに保存しておいた小問をスクリーンにも提示し、グラフの使い方とともに
   確認していきました。SDカードに小問をあらかじめ入れておくことで、時間省略になり
   スムーズにまとめができました。
   小問をスクリーンに映し、重要事項を赤ペンでひくことで理解も深まるようです。
   
エルモ社の教育情報化コーディネータ(ITCE)にアドバイスを頂きながら研究授業を無事に終了することができました。ありがとうございました。
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以上が、神野善太先生からいただいた授業レポートです。
エルモ社では、教育情報化コーディネータ(ITCE)による授業の中でICT活用をするためのアドバイスもご提供しています。
ご興味、ご質問等ありましたら、こちらからお問い合わせください。
 ☆CrSP:クラスルーム・ソリューション・プロジェクトのお問合わせページへリンク
    ICT活用の授業アイディアや活用方法等のお問い合わせはこちらへ

財団へ応募してみませんか?!

この時期は、各学校で備品等の購入計画を立てる頃だと思いますが、予算が厳しい中、学校の環境をそろえていくのは大変です。
そこで、この時期募集をしている財団の公募に応募してみてはいかがでしょうか?
応募している財団はいくつかあるかもしれませんが、こちらの財団でも現在応募する学校を募集中とのことです。
  ★博報財団:博報賞募集中! 子どもたちを輝かせる地道な努力を応援したい。
        詳細はこちらから→博報賞とは(博報財団のHPへ)
  ★ソニー教育財団:2011年度ソニー子ども科学教育プログラムの論文募集中!
        詳細はこちらから→2011年度ソニー子ども科学教育プログラム応募要項
                 (ソニー教育財団のHPへ)

総務省よりガイドライン(手引書)が公表されました

教育分野でのICT利活用を推進することを目指して、平成22年度より総務省が取り組んできた「フューチャースクール推進事業」での研究結果を踏まえて、教育分野においてICTの利活用を推進する上での情報通信技術面に関するガイドラインが、総務省より公表されました。
このガイドラインには、ICT利活用促進のために必要な機器や、環境だけではなく、それらを準備するための留意点や細かな手立てについて、詳細に記載されています。
「フューチャースクール推進事業」で構築したICT環境を構成する主な機器等の中には、実物投影機についての説明も記載されています。(ガイドライン6ページ)
   実物投影機:実物投影機は、インタラクティブ・ホワイト・ボードやプロジェクタに
         つないで教科書、図表、ノート等を拡大して投影することができる機器
         です。書画カメラ、教材提示装置とも呼ばれています。
         既存の印刷物等をそのまま拡大して提示できることから、インタラクティブ・
         ホワイト・ボードとともに多くの実証校で活用されています。
ガイドラインはこちらからご覧いただけます。
「教育分野におけるICT利活用推進のための情報通信技術面に関するガイドライン(手引書)2011」(PDFファイル)
「教育分野におけるICT利活用推進のための情報通信技術面に関するガイドライン(手引書)2011」の公表総務省のHPへ

手縫い針とミシン針

小学5年、家庭科の事例です。
 家庭科の裁縫の実習では、
 細かくて様々な種類の道具を使います。
 その道具を、なくさないように、
 きちんと管理することも大切な学習の一つです。
 特に針は、見つけにくいし落としておくと危ないので、
 使い始めの管理の仕方をしっかり確認します。
管理のポイントは、道具を使い始めるときと、使い終わったときの針の本数を合わせることです。
そのために、予め針の数を数えておきます。
ミシン針は手縫いのときは使わないので、数える数に入れないことを針を大きく映して確認します。
針の穴の場所が違うことまできれいに見えるので、針の違いの説明も一緒にできました。
実物を大きく見せられることで、子どもたちの理解はぐんと違います。
【事例提供:東京都S先生より】

2011年度もよろしくお願いいたします♪

今年の桜は、少しだけ遅いようですが、新しい年度が始まりました。
昨年度は、スクールニューディールで導入していただいた「みエルモん」をさらに活用するための研修を、全国各地で行いました。
楽しく、わかりやすく、明日からすぐに役に立つ研修だとたくさんの評価をいただきました。
ありがとうございました。
そしてエルモ社としては初めてのタブレット「かけるもん」を発売し、たくさんのモニターの申し込みをいただきました。そのまま購入してくださった先生方も多く、本当にありがとうございました。
2011年度は、今までよりさらに効果的なICT活用を広めるために、全国各地を回っていきたいと思っています。
同時に、私たち自身も学びを深めていきたいと考えています。
わかりやすい授業づくりのためのICT活用を広めるために、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。