月別アーカイブ: 2010年8月

京都市での実物投影機導入研修会

6月25日(金)、京都市で「実物投影機の導入研修」を行いました。
京都市は、国の「学校ICT環境整備事業」により、
   「デジタルテレビ」を京都市立の小・中・高・総合支援学校の全教室に、
   「電子黒板」を小学校5、6年の全教室に(中学校は学校1台)、
   「実物投影機」を小中学校(一部の総合支援学校)合わせて253校の内2学級に1台
の割合で導入しました。
「京都市教育委員会情報化推進総合センター」の指導主事を中心に、教室に導入したデジタルテレビ、電子黒板、実物投影機の活用について熱心に取り組まれ、このたび「実物投影機」の研修実施にいたりました。
研修は、情報化推進総合センターで2回実施し、1回目は使い方を中心に、60分。
2回目は、実物投影機を使った模擬授業を加えた研修内容で90分。
全体で60名の先生がたが、校務終了後、駆けつけてくださいました。
どちらの研修でも、活発な意見交換がされ、特に、既に実物投影機を授業で活用している先生が、ワークショップの中心となり、未経験の先生に実際の活用例をご紹介していらっしゃいました。
模擬授業の発表まで組み込んだ、2回目の研修では、その発表に、生徒役まで配するという徹底ぶり。
2画面比較やSDカードに保存した教科書の挿絵を利用した朗読の発表など、「明日からすぐ使える」活用方法が発表され、研修会はとても盛り上がりました。
そして、先生がたから、学校では「実物投影機を奪い合っている」という、うれしいご報告をいただきました。
実物投影機は、教室に整備されたデジタルテレビと、映像ケーブル1本の接続で使用できます。そして、電子黒板との連携で活用の幅も広がります。
京都市では、こうしたハード面でのインフラはさることながら、ソフト面でのインフラも整えています。
今回のような集合研修の実施や、校内の機器活用研修、そして、実物投影機活用研修パッケージ「ニコニコICT」の「光京都ネット(京都市教育ネットワーク)」へのアップロード。
京都市のICT活用の試みは、ハードからソフトまで一貫して「先生がたが毎日使うICT」にこだわっています。
詳しくは、こちらをご確認ください。
http://www.edu.city.kyoto.jp/school/

版画の構図

小学6年、図工の事例です。(写真はクリックすると大きくなります)
版画の構図をつかむために、実物投影機を活用した事例です。
左の写真のように実物投影機「みエルモん」のカメラを子どもの方に向けて、
マグネットスクリーンに子どもの横顔を映します。
この状態でSDカードに画像を保存します。
(最新版の「みエルモん」L-1exでは、フリーズ機能が使えます。)
そして、その子どもの横顔を画面上に残してあげました。
 
このあと、マグネットスクリーンに映った横顔の輪郭だけをなぞらせていきます。
その後、プロジェクタを消すと、スクリーンには横顔の輪郭だけが残ります。
これで、横顔の構図のイメージをつかむことができました。
【事例提供:兵庫県K先生より】

初任者研修でのICT活用研修の取り組み

千葉県総合教育センターでは、小学校の初任者研修会の中でICT活用指導力の向上を図るために、ICT活用研修を今年度から取り入れています。
今年度の受講者は、452名。かなりの人数になるため、二つのグループに分け、6月2日、9日の二日間かけての研修になりました。
ワークショップ研修この研修の大きなポイントは、実際に機器に触りながら授業を考えるワークショップ形式の研修を取り入れているところです。
参加された先生方は、ICTを使うことでどんな授業が実現できるのか、今まで教えるのに難しかったことが、どう解決できるのか、実際にICT機器に触りながら真剣に議論されていました。
また、それぞれの学校での教育の情報化についても情報交換をしながら、これからの授業について前向きに話し合いが行われていました。
最後に、これからやってみたいICT活用の授業として、
   ・鍵盤ハーモニカや絵の具の説明を大きく映してやりたい。
   ・子どものノートを映して、ノート指導をしたい。
という具体的な活用イメージの発表が出ていました。
このような初任者研修の中で、ICT活用について実際に機器に触りながら授業を話し合えるワークショップ形式で実施することは、文部科学省から出ている「教員のICT活用指導力」を向上させるためにも大きな効果があるのではないかと感じました。