札幌市「情報教育に関する実践研究会」での取組み(3)

札幌市教育委員会主催の「情報教育に関する実践研究会」研究推進会議が2月3日(木)に開催されました。この日の会議は、今年度の最後の会になりました。
   ☆「情報教育に関する実践研究会」についての取組みの過去の記事は、
    こちらからご覧いただけます。
     札幌市の実践研究会での公開授業
     札幌市の実践研究会での講演会
研究会メンバーのすべての先生方から、今までの取り組みの発表がありました。
どの先生からも、デジタルテレビと実物投影機「みエルモん」の組合せによって、今までの授業からさらによくなったという場面の報告が出てきました。
先生方のお話をまとめてみると、実物投影機を授業で使うパターンについて、大きく次の3つに分けられると思いました。
  (1)教室で見方や考え方を見せ合えるから効果がある
     ・上手なノートの取り方を見て書き方の確認をする。
     ・友だちのノートや作品を見て考えるヒントをもらう。考えをつなげられる。
     ・友だちの考え方のよさや考え方を再確認できる。
     ・友だちに刺激を受ける。
     ・友だちから学べる。
     
  (2)実物を大きく見せられるから効果がある
     ・子どもが使うはかりを使って目盛りの説明をする。
     ・書写の時の筆づかいのスピードも伝える。
     ・ボタンつけを、表と裏を見せながら説明をする。
     ・布を直接大きく映して平織りやあや織りの仕組みを説明する。
  (3)先生のかわりになる使い方で効果がある
     ・代表の子どものやり方を見せながら、先生は机間指導する。
     ・SDカードに保存した手順を映しながら、先生は机間指導する。
特に(1)についての具体的な実践報告が今回はかなり多く出ていました。
仲間がいる学級という場だからこそ、友だち同士が刺激し合い、高め合って学んでいくプロセスでは、子どもの思考を顕在化させるための有効な道具として実物投影機が位置づいていることを感じました。
「友だちがやっているのを見ているとわかる」
「見せられることを知っているから説明できる」
「自分のノートがいつの間にかみんなのノートになっている」
という話もあり、子どもたちの中でも教室に実物投影機「みエルモん」があることがすっかり定着してきていることも感じました。
答えはわかってもその説明の仕方がわからない時、ノートに書いた図や式、表などを使って説明する友だちを見て、「説明の仕方」を学べたという話も出てきました。
これこそ、これからの教育課題のキーポイントである言語力を育成するための一つの方法ではないかと思いました。
そして、実物投影機を使い始める前は、どんなことに使えるかなと考えてしまっていたが、使っていれば自然に子どもたちからも「こんなことに使えるよ」と声が出てくるようになったというお話もありました。
この研究会での実践の成果は、札幌市教育委員会でまとめ、教育委員会のWEBページに掲載したりパンフレットにまとめたりする予定とのことです。出来上がりが大変楽しみです。

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