札幌市「情報教育に関する実践研究会」での取組み(2)

札幌市教育委員会主催の「情報教育に関する実践研究会」の第3回研究推進会議が11月11日(木)に開催されました。
   ☆「情報教育に関する実践研究会」についての過去の記事は、
    こちらからご覧いただけます。
    ニコニコ45分の記事 札幌市「情報教育に関する実践研究会」での取組み
今回の会議では、7名の研究会メンバーの先生方から、実物投影機を使った授業場面の記録を写真付きで用意していただき、報告しあいました。実物投影機を使い始めて3か月ですが、様々な活用場面がたくさん集まり、お互いに情報交換ができてとても有意義な時間になりました。
実物投影機の活用方法としては一番基本的な使い方であっても、先生方の普段の授業の中から引き出されるちょっとした工夫や、子どもへの対応で、キラリと光るような授業場面が作られるのだということを感じました。
先生方の言葉からハッと思ったことを書きだしてみます。
   ・子どもが前に出て実物投影機の下でやることで、すでにわかっていると
    思っていた子どもでも、実はきちんとわかっていなかったのだということ
    に改めて気づいた。また、いろんな案が出てきてそれを共有できた。
    お友達のやり方を見ることでも新しく気づくことがあり、
    それは黒板だけでは実現できないわかり方だった。
   ・書写の時間では、実物投影機の下で子どもたちと一緒にかきながら指導する
    ことで、筆運びのスピードを教えることができた。
    黒板に大きく書いているときには、スピードが違ってしまっていたが、
    同じ半紙で書くことで、教えにくかったスピード感を伝えられた。
   ・算数の問題を解いて発表するとき、黒板に答えを書くと時間がかかって
    しまい3人くらいしか発表できなかったが、実物投影機でノートを見せ
    ながらの発表だと10人も発表ができた。
   ・手順がいろいろある図工の時間では、見せながら説明することでどの子も
    すぐに理解して楽しみながら作品作りができた。
   ・いつも「見えない!」と騒ぎになるようなことでも実物投影機があると
    集中して見られる。
   ・図工で野菜や果物の絵の構図を考える時、「みエルモん」で様々な角度から
    映して見せることで、出来上がった絵に構図の工夫が見られ、今まで描けな
    かったような様々な作品ができた。
   ・算数の時間に、ノートを持って行って説明していい?という子どもが増えた。
    途中までしかできていなくても、途中までのノートを持ってきてここから先が
    わからないと疑問を共有したり、そのノートを使って続きの説明をしてあげる
    子が出てきたりと、困った時の交流ができるようになった。
    問題解決に結びついていくクラスのつながりが生まれた。
   ・実物投影機で見せながら説明していると「あ〜ぁ!」という声が上がり、
    子どもたちがはっきりわかった瞬間を感じられる。
   ・図工の作品を作る前の設計図を実物投影機で見せて説明し合うことで、
    アイディアの共有ができた。実物投影機がないときにはこのような授業も
    生まれなかった。
活用場面を報告し合う中で、他にもたくさんの授業アイディアの情報交換ができました。
それらは、普段の授業で普通に行われる授業場面なのですが、実物投影機を使うことでさらに考えを深め合えたり、より具体的に理解できたり、今までにない学び合いが生まれたりというお話でした。
先生方の実践報告の後に、実物投影機「みエルモん」の効果的な活用やポイントを全国から集まった事例から紹介し解説する研修をしました。(エルモ社からは教育情報化コーディネータ(ITCE)が活用支援として参加しています。)
次の「情報教育に関する実践研究会」は、12月16日(木)に玉川大学の堀田龍也先生を招聘して講演会が行われます
同時に、研究会メンバーである札幌市立白楊小学校の黒澤先生による公開授業(6年、算数)もあります。学び多い研究会になりそうでとても楽しみです。お近くの先生方はぜひご参加ください。

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