小型書画カメラ「L−1」設計開発インタビュー


 米国における初等教育(米国では義務教育相当期間のことを
 K−12と呼んでいます)の現場で小型書画カメラ
 L−1(米国での型名はTT−02)が好評です。
 L−1開発時のポイント等を設計に携わった一人である
            祐成一洋課長(技術本部 レンズ・機構技術部 機構技術課)に尋ねました。

従来の製品とは少し異なるL−1を開発するきっかけは何でしたか?
「当初書画カメラを長く文教の現場で使っていただいており、先生方からいろいろなお話を
伺っております。
その教育現場で今一番目指しておられる“分かる授業の推進”には、アイコンタクト授業が
非常に効果があると考え、それを実践できる製品を提供したい、というコンセプトから
商品企画いたしました。」

L−1はこれまでの書画カメラにはなかったデザインですが?
「先生と生徒が目を見ながら授業を進めていくためには、カメラ部の位置が邪魔にならない
ひくいところにあることが第一の条件であり、資料全体をキチンと取り込みたいという
書画カメラとしての必要性を満足させながらアイコンタクトの妨げにならない
レンズの開発からスタートしました。」

レンズはどれでも同じ様に思っていましたが、違うのですか?
「低い位置から幅広の資料(ほぼA3版まで)を一度に取り込もうとすると、普通は画面が
歪んだ魚眼レンズのようになってしまいます。
しかし書画カメラでは長方形の資料でも隅から隅までを歪むことなくキチンと、しかも明るさも
均一に映していく事が基本ですから、レンズの開発には大変な設計技術と
ノウハウが必要です。
また、鮮明に資料を拡大するには電子的なズーミングではなく光学(レンズ)によって
ズームしなければなりませんが、アイコンタクトを邪魔しない小さなズームレンズを
設計するにはこれまで以上に苦労をしました。
L−1には特別設計のレンズ玉が9枚使われています。
光学レンズをコンセプトにそって自社で設計・開発し、さらに自社工場で製造・組立てまで
出来る事はELMO書画カメラ製品開発における大きな利点です。」

L−1開発の工夫は他にどのようなものがあるのでしょうか?
「右手で資料に書き込みをしながら、画角を自在に変えれるようズームは
左手で軽くまわすだけ、その時のピント合わせもAFボタンを左手でプッシュするだけで
出来るといったように、機械に不慣れな先生方や子ども達でも直ぐに簡単に利用できるような
工夫をいろいろいたしました。」

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