カテゴリー別アーカイブ: 事例6 小学6年 

電磁石のはたらき:実物投影機で説明する

小学6年、理科の事例です。
理科の授業では、実物を使って説明するとわかりやすいことがたくさんあります。
 左の写真は、電磁石で使う電池ボックスの説明を
 しているところです。
 電気の流れがどのようになるかを、
 実物投影機「みエルモん」で
 子どもたちが使うのと同じ電池ボックスを映して、
 映した映像に書きこんでいるところです。
イラストを描いて説明するのとは、わかりやすさがダントツに違います。
 二番目の写真は、方位磁針を電磁石に近づけると
 どうなるかを、予想させているところです。
 方位磁針の針がどのようにに動くのか、
 前に出てきて、指でなぞりながら説明させたりできます。
 
この時も、イラストで説明するよりも、わかりやすさがダントツに違います。
 三つ目の写真は、 「みエルモん」のアームをまげて、
 簡易モーターを、少し斜めから見せているところです。
 見せたい角度から、見せたい実物を映して説明できる。
 実物投影機のもっとも得意とする活用事例の一つです。
 
様々な道具を使う理科の授業では、実物投影機は必需品の一つでもあります。
【事例提供:兵庫県K先生より】

電磁石のはたらきを予想する

小学6年、理科の事例です。
 教科書に載っている写真を
 実物投影機「みエルモん」で大きく映しました。
 この写真は、電磁石の周りにたくさんのクリップが
 並べられた写真です。
この写真を使って、電流を流した時に、これらのゼムクリップがどんな動きをするか電磁石のどこにゼムクリップがたくさんつくかを予想させました。
 予想した動きを、画面に書込んでいきます。
 映し出しているのは、黒板に貼るタイプの
 マグネットスクリーンです。
 書込んでいるのは、ホワイトボード用マーカーペンです。
 (写真をクリックすると大きくなります。)
こうすることで、言葉だけでは伝えられない動きを簡単に伝えられます。
子どもたちからは、時にはとんでもない予想が出てきます。
でも、また、それがいいんです。子どもたちも、真剣に予想します。
この後、実際に電磁石を使った実験の様子も実物投影機で大きく映して皆で確認することができます。
【事例提供:兵庫県K先生より】

接続語

小学6年、国語の事例です。
 接続語について学習しました。
 国語の教科書を実物投影機で映して、
 その文章を題材に考えていきます。
 接続語である「でも」に印をつけ、
 この接続語の前後で話の内容が反対になることを確認した後、
 文章の中では、何と何が反対なのかを一緒に考えました。
 みんなで考えた後、子どもたちは、
 何が反対なのかをノートに書き出しました。
 今度はそのノートを実物投影機で大きく映し、
 ノートに書かれたことをもとに考えを発表し合いました。
 このように教科書の文章をじっくり読み取らせたいときには、教科書をそのまま映せる実物投影機は大変便利です。
映した画面に書込みながら、言葉の確認や、どの言葉がどこにかかっているのかなどを一つ一つ読み解いていきます。スクリーンに映った教科書の文章の言葉を、目でも一つ一つ確認しながら一緒に考えることができます。
(写真をクリックすると大きくなります。)
【事例提供:静岡県S先生より】

場面分け

小学6年、国語の事例です。
 星野道夫さんの「森へ」の学習で、場面分けをしました。
 星野道夫さんが歩いた場所をたどりながら、
 場面分けをやっていきました。
 この時の実物投影機の活用方法は単純です。
 教科書の必要なページを実物投影機で映します。
  「ここまでが一つの段落ですね。」
 と言いながら、教科書に書き込みながら説明しました。
 事前に書き込んだ線を映して、ここまでと説明もしました。
 このように段落の説明をする場合、教科書を大きく映せると
 「ここまで」ということを伝えやすくなります。
教科書に直接書き込みたくない場合には、透明シートを用意して教科書に重ねます。
その上から水性ペンで書込むと、とても使いやすいです。
国語でこのような使い方をする場合、上から下までの文章全体を映そうとすると、文字が小さくなってしまうという難点が出てきます。
けれど、「ここまで」と説明するには、細かい文字まで見えなくても、教科書の何ページのどのあたり、ということが伝われば、子どもたちは同じ教科書を持っているので、問題なく伝わります。
さらに細かい言葉を追っていくような学習をするときには、ズームを使ってその部分を大きく映し説明できます。
デジタル教科書があれば、このあたりの動きはスムーズかもしれませんが、ない場合でも、工夫次第で実物投影機で代用することができます。
【事例提供:静岡県S先生より】

ケータイとのつきあいかた

小学6年、道徳の事例です。
情報モラルの授業として、メールのやりとりでのトラブル事例を取り上げ、どんな行き違いがあったのかを考えさせました。
子どもに配布したワークシートを実物投影機で拡大投影して、説明しました。
そして、具体的な対処法を記入させました。
子どもがワークシートに記載した内容を、実物投影機で大きく映しました。
ワークシートは、子どもが記入しやすい大きさとして考慮するだけではなく、実物投影機で映したときにも見やすい大きさに工夫しました。
自分のワークシートを大きく映し、子どもの言葉で説明させました。
ワークシートを見ながら説明することで、聞く側もじっくり考えることができ、話し合いが充実しました。
【事例提供:宮城県M先生より】

給食配膳台を「みエルモん」の台として活用

授業の活用事例ではないのですが、よく話題になる実物投影機を置く台の事例です。
ちょうど使っていない給食用の配膳台があったので、使わせてもらったそうです。写真を送っていただきました。
給食配膳台はタイヤがついているので、移動しやすくて使いやすいとのこと。
余った配膳台があったら、「みエルモん」用の台に捨てずにとっておくのは便利そうですね。
【事例提供:福岡県W先生より】

脂質の取りすぎに注意しよう

小学6年、特別活動の時間の事例です。
学活の時間に、脂質の取りすぎについて指導する場面で、おやつのパッケージの成分表示を、実物投影機「みエルモん」で大きく映しました。
大きく映した成分表示を見せながら、成分表示の見方について説明しました。
いろいろ表示されている多くの数字のうち、読み取るのに必要な数字を的確に伝えることができました。
【事例提供:富山県N先生より】

キャップの針さし

小学6年、家庭科の事例です。
PETボトルのキャップを利用した針さしを作りました。
ひとつずつ手順に従って説明したあと、それぞれの手順の作品を全部並べて実物投影機「みエルモん」で大きく映しておきました。
手順が不安になった子どもは、見本が前にあることがわかるために、時々、前に来て確認していきます。
見本を見に来なさいとその都度言わなくても、子どもたちが自主的に確認に来るようになりました。
【事例提供:東京都S先生より】

札幌市の実践研究会での公開授業

札幌市教育委員会主催の平成22年度札幌市研究推進事業「情報教育に関する実践研究会」での公開授業と堀田龍也先生(玉川大学教職大学院 教授)による講演会が、12月16日(木)に、札幌市立白楊小学校で開催されました。
   ☆「情報教育に関する実践研究会」についての過去の記事は、
    こちらからご覧いただけます。
    ニコニコ45分の記事 札幌市「情報教育に関する実践研究会」での取組み(2)
公開授業は、実践研究会のメンバーの一人である黒澤智美先生による、6年生の算数「割合の表し方を考えよう〜比〜」という授業でした。
100名弱の参観者が集まることもあり、教室には入りきれないために、特別に体育館に机や椅子、移動式黒板を運んでの授業公開となりました。
ICTとしては、札幌市の全教室に導入されている50インチの大型テレビが運び込まれ、今回の研究会の大きなテーマになっている「大型テレビに大きく映す」ための道具として、実物投影機「みエルモん」も設置されました。
いつもと違う環境での授業でしたが、子どもたちはそんなことを気にかけることもなく、元気に授業が進みました。
本時は、比の学習の最終日で、今まで学んできた比の性質を利用して問題を解決する方法を考えていくものでした。前時までに学んだ、図や線分図、数直線に表していくことが大切だと子どもたちもよくわかっています。
黒板に書かれた問題は「200平方メートルの土地を、3人で買い3人で分けました。たまちゃんとまるちゃんの比は1:3で、まるちゃんとはなわ君の比は1:2です。それぞれ何平方メートルになりますか?」というものです。
みんなで問題を解く手掛かりの確認をして、見通しを持ったところで、それぞれ問題を解いていきます。子どもたちのノートには、計算式と一緒に解くまでに考えた図や数直線なども書かれていきます。
その、子どもの考えが詰まったノートを、実物投影機「みエルモん」を使って大型テレビに映しながら説明する場面が圧巻でした。

子どもたちは次々に前に出てきて、「みエルモん」でノートを映しながら自分の考えを伝えていきます。前に出てくる子どもは、問題がはっきり解けた子だけではありません。「こういう図を書いて考えてみたけれど、この続きはうまく説明できない」という子がいれば、「こっちの図の方がわかりやすいかも」と自分のノートを見せながら続いて説明する子もいます。
聞いている子どもたちも真剣です。わからない子は「まだわからない」とはっきり伝えます。
それを聞いてこんな風に考えてみたらとノートを示して説明する子に、「あ、それ、すっごくわかりやすい!」という反応が出たりします。
「わからない」「間違える」ことを気にしたり怖がったりすることはなく、
 一緒に勉強していくことが楽しい。
 みんなで問題を考えていくことが楽しい。
 お友だちの考えを聞くのが楽しい。
という気持ちがどの子どもからもあふれていました。
子どもたちの発表を聞きながら、黒澤先生はどんどん板書をしていきます。テレビに映るノートは次々に変わっていくので、特徴的な図や式を板書で残していくのです。
その板書を使って説明する子どももいます。
実物投影機と大型テレビは、子どもが考えを伝えるために使う道具。その考えを体系的にまとめていくのは黒板。
授業の終わりには、黒板を見ればいろんな考えがまとまっていて学びの軌跡が残っている。
教室にあるそれぞれのツールの特性を見事に活かした授業でした。
実物投影機がなかったら、あれだけたくさんの子どもが自分の考えを説明することはできなかったと思いました。
子どもたちからは、
「自分の考えや意見を言葉にしづらい時に、ノートを見せるとすごくわかりやすくておもしろい。」
「友だちのノートを見ると、何を考えているかがわかりやすく、そこから学べる。」
という感想も届いています。
実物投影機と大型テレビが、教室のツールの一つとして確実に位置づいていることを感じる公開授業でした。

人や動物の食べ物のもとは何?

北海道石狩市立双葉小学校の山本和彦先生のクラスで、6年生の理科の授業を参観させていただきました。
石狩市に導入された47インチのデジタルテレビに実物投影機「みエルモん」を接続した授業場面がいくつかありました。
先生は教科書を大きく映し、「ここを読んでみよう」と声をかけながら読む場所を指でさしました。
テレビに読む場所が大きく映っているので、ページの確認も、これからどこを読むかも子どもたちはすぐに確認できていました。
この日の学習の課題は「人や動物が食べているものは、どのようにしてできたのか」考えてみることでした。

先生はカレーライスを例に出して、黒板に図を書きました。
図の描き方、考え方を説明した後、子どもたちは自分のノートに好きな食事について同じように何からできているかを図にしました。
グループの中で、自分の出来上がった図を見せあった後、「みエルモん」を使って代表者がみんなの前で発表しました。
きれいに色分けして工夫して書いている子どももいましたが、「みエルモん」では色分けされた文字もカラーできれいに見えました。
最後に、先生からは1冊の本の紹介がありました。
「むしのうんこ」という本です。
様々な虫が食べ物を食べ、消化した後どんな糞をするのかをわかりやすく絵と一緒に説明してある本です。
先生は、「みエルモん」でその挿絵を見せながら子どもたちに紹介していました。ただ教室に置いておくだけではなく、こんな形で紹介することで、授業の後に本を読んでみたいなと思う子どもが増えるのだろうと思いました。
45分の授業の中での何気ないの活用から、「みエルモん」は普段の授業で日常的に活用できる教室の道具なのだということを実感できました。